短編:サラマンダーの誘惑



僕の名前はリコス・イン・フォシス。北国の勇者。
氷の魔剣使いとして、炎の洞窟に巣食う悪魔を倒すためにここまでやってきた。
なんと洞窟内部にいるモンスターは悪魔の呪いのせいでみんな可愛い女の子になっていた!

見た目に惑わされずに剣と魔法でなぎ払う。
女性に手を上げるのはちょっとだけ気が引ける。
でも気絶させるだけだからいいだろう。
数多くの敵を倒しながら、ようやく最下層……玉座の前までたどり着いた。

「くそっ……」

目の前に広がるのは勇者たちの亡骸……いや、死んではいないが動けないようだ。
でもなぜか全員幸せそうな表情のまま動かなくなっている!?
その中には行方不明だった顔見知りもいた。




「今度はキミがあたしの相手をしてくれるの?」

倒れた勇者たちを見下ろしながら玉座で足を組んでいるのは少し釣り目の金髪の少女。
魔力を帯びた金色の瞳と、真珠のようにつるつるの肌。
どこからみても完璧な美少女。
だが惑わされないぞ!
真っ赤なドレスを身に纏うこの娘が女帝・サラマンダーに違いないのだから。

「うふふっ、ようこそ♪ お名前は?」

彼女は僕の姿を見てなんだか嬉しそうだ……

「僕はリコス!お前を倒す!!ただそれだけだっ」

サラマンダーが立ち上がるより早く僕は飛び掛る。
腰に携えた氷の魔剣「アイシクル」を鞘から抜き去り、両手持ちでサラマンダーに斬りかかった!

フォンッ……

何の手ごたえもなくサラマンダーの体をすり抜けるアイシクル。




「ば、ばかな!!」

「くすっ、元気がいいね……リコスくん?」

不適に微笑みながらサラマンダーが氷の刃を鷲づかみにした。
彼女が握り締めた部分から魔剣がとろけはじめる……

「冷たくしないでよ」

「くそっ、離せ!!」

慌てて剣を引き戻すも時すでに遅し。
彼女の手の中から伝わる熱が僕の手を焦がし始めた。

「熱っ……!!」

「くすっ、あなたもこの程度なの?残念だわ」

妖しく微笑みながらパチンと指を鳴らすサラマンダー。
瞬時に僕の足元から炎が立ち上り、手足に絡み付いてきた!!

ゴオオオオオオオ…………


「ぐあああああああぁぁ!!」

「大げさね。熱くないでしょ?」

「ぐっ、ぐあああぁぁ……あああ……あれ?なんで」

確かに熱くなかった。
だが手足がまったく動かせなくなってしまった!
いったい何をしたんだ!?こいつは。
不思議がる僕の目の前に彼女が近づいてきた。

「あなたの身体の神経だけを魔界の熱で麻痺させたのよ」

「おのれサラマンダー!!卑怯だぞ!精霊としてのプライドはないのか」

「熱い男の子って好きよ。それと……」

もう一度彼女が指を鳴らすと、なんと彼女の服がするりと下に溶け落ちた!
その下にある真っ白はボディ……形良いバストがぷるるんと震える。
動けない僕の腕を取って、体を擦りあわせるサラマンダー。
こんな誘惑……されたって……!!はあぁぁ

ちゅううっ♪

「な、なにを……ぉ!!」

「あたしのことは『サラ』って呼んでくれないかな?」

再び綺麗な顔が僕の目の前に迫り、優しく口付けてきた。
口をへの字に結んでいてもドキドキが止まらない!!




「もう一度キスしちゃうね……」

彼女の瞳が黄金から吸い込まれるように美しいルビーの色に変わる。
相変わらず勝ち気な顔をした彼女の舌先がピチャピチャと僕の口元をぬらす。

「もっと熱くなろ?リコスくん」

何度も繰り返されるキスがどんどん激しくなってくる!
真っ赤な舌先が僕の唇を割って侵入してきたり、敏感な耳元やまぶたにもキスをしてくる。
彼女を拒絶していた僕の意思がだんだん溶かされていく……

「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」

「ガマンしてないで素直に感じて……」

「あ、あああぁぁ!!」

「ほら、もっとこっちにお・い・で♪」

サラは僕の脇の下に腕を通してグイッと体を引き寄せる。
弾力に富んだ彼女の豊かな胸が僕の胸を弾く。
押し付けられた美乳から快感が流し込まれて僕を熱くする!




「触れられてるだけで熱くなっちゃうでしょ?」

「な、なんでこんな……あああぁ」

「ふふっ、もっと感じていいんだよ。もうこっちのほうも……ね?」

すっと僕の股間に差し込まれる真っ白な太もも。
炎の拘束も振りほどけず、彼女の腕に絡まれたままがっちりと押さえ込まれる僕。
不覚にもサラの体に反応してしまうペニス……

「はうっ……」

「切ない声だしてる……かわいいわね」

ふにふにふにふにっ♪

差し込まれた太ももが僕のタマタマを優しく揺らしてくる。
そして根元のあたりを押し付けるように刺激しながら、サラは亀頭に指先を乗せてきた!

ぴとっ

「あああっ……ぁぁん」

喘いだのは僕。
そしてその顔をサラはしっかりと見つめている!
敵の前で情けない声や顔をさらしているのはわかっている。
わかっているけど……気持ちよすぎる!!

「そろそろあなたのおちんちん貰っちゃおうかな?」

とろけそうな表情の僕に軽くチュッとキスをするサラ。
流れるような動作でシコシコと滑らかに手コキをされると、一気に噴出したガマン汁が彼女の手をぬらした。

「こんなに熱くしちゃってるよぉ……はさんであげる!」

クチュリ…………♪

「うあああああぁぁ!な、なにこれぇ!?」

ビンビンになったペニスを自らの太ももに誘い込むサラ。
彼女の真っ白な足に捕獲された僕は身動きできないまま快感漬けにされる。

「太ももで抱いてあげる」

大の字になったままサラに体をこすり付けられ、ペニスの自由も奪われた。
不規則にうごめく太ももにジワジワと精を搾り取られていく感覚……
このままサラに屈してしまいたい気持ちと、なんとかして彼女に勝ちたいという気持ちが交錯する。



どうする?


選択肢 1  絶対諦めない! チャンスを狙う


選択肢 2  サラに気持ちよくしてもらう