外は晴れ渡っているけど空気がとっても冷たい。
きょうはクリスマスイブ。
スライムバスターとしていくつかの任務をこなし、忙しい日々を送っていた僕だが久々に休暇が取れた。



せっかくのイブだから、彼女でもいれば最高なのになぁ……
そんなことを考えながらゆっくりとコーヒーを飲んでいたら、頭の中にルルの声が響いた。


(お兄ちゃん、カノジョさんがいなくてもあたしがいるでしょー!)

今夜はルルに夢の中で犯されちゃうかなと一人で笑っているところに、ものすごい勢いで村役場の人が飛び込んできた。


「すすす、すいません! ウィルさんがいてくれてよかった!! 至急の文書です。それではっ」


彼は一通の手紙を僕に渡して、次の家に向かっていった。
手紙には一行だけ、こう書かれていた……

「淫魔来襲。応援を頼む。    神官長 ミサ」





スライムバスターの昇進試験以来、僕はこの神殿に足を運んでいなかった。
僕以外にも何人も戦士やハンターが集まってきているとは思うが、入り口付近は静まり返っていた。


すでに戦いは終わっているのか? 

悪いほうにばかり想像がいってしまう……。
神殿の入り口は、片方の扉が外れていた。

中に入ると数十名の人間と、それより少ない淫魔の死体がゴロゴロ転がっていた。

慎重に周囲を警戒しながら先に進む。
頭上からの殺気を感じた僕は、すかさず左側に飛びのいた。
すると

僕がいた場所にめがけて黒い翼を持った女性が舞い降りる。


「残念! はずしちゃった。なかなか勘が鋭い子ね」

背中に付いた小さな黒い羽をパタパタさせながら彼女はこちらをにらんだ。
紫色のタイツ、黒い下着、長い黒髪と小さな八重歯。

典型的な下級淫魔。
レッサーサキュバスとでもいうのかな?


「気持ちよくしてあげる♪ わたしは……きゃあああああああああああ!!」


彼女の言葉が終わる前に、僕は彼女の背後に立っていた。

彼女がヘナヘナと崩れ落ちるのと同時に僕は部屋の出口に向かってダッシュした。


「気持ちよくなるのはキミだけさ。時間がないから、急がせてもらうよ!」



ほんの一瞬。

僕の言葉を彼女が聞き終わるより前に、彼女の性感ポイント全てを僕は愛撫し終わっていた。
クリトリスや乳首に関しては、軽いタッチを数十回繰り返した。


はぐれメタル・メタリカの高速移動を、僕はかなり使いこなせるようになっている。
ただし疲労度はハンパじゃないので連発できないが・・・今はそれどころではない。

僕に襲い掛かってきた下級淫魔は、きっと何もわからないままイッてしまったのだろうな。
僕は振り向くこともなく神殿の奥へと向かう。


頭の中に、かつての3人の試験官である美女たちが犯されているイメージがわいてくる。

彼女たちを助けなきゃ!




僕は宮殿の真中あたりにたどりついた。

この部屋は……前にも感じたことがある光景。


目指す場所はもう少し先だが、僕の直感がこの部屋に敵がいることを告げている。
一瞬たりとも隙を見せてはいけない……

そう思いつつ先を急ぐ。



「おめでとう。一人前のスライムバスターになれたのね」


あたり一面に響きわたるクールな声。

そして聞き覚えのある声の主に、僕は振り返る。





切れ長の目、男を狂わせる美脚、程よい大きさのバスト、自信にあふれた勝気な微笑み……


振り向いた先には、リップスでありながら得意技の舌責めもせずに

僕を足コキだけで射精寸前に追い詰めたライムの姿があった。

今日は真っ黒でタイトな服を着ていた。

戦いのためにひとつにまとめた髪。

上半身はタンクトップで肩から指先までは露出している。
そして相変わらずの美脚を際立たせるミニスカート。


あのしなやかな足先で、いいようにいたぶられたのを今でもはっきりと思い出せる。
今日はあの時と違って唇が美しく艶やかにぬれているのが印象的だ。



「あ~あ、やっぱりここまできちゃったか……私があの時感じた予感は正しかったみたいね」


以前のような様子見の、余裕のある笑顔じゃない。
ここまでたどり着く間の敵を倒したということで、僕の実力を認めざるを得ない……といったところか。


「あのときの私の予感が脅威となってしまった今、もう手加減はできないわ。今度は本気で相手してあげる」


以前と同じように優雅に近づいてくる彼女を見て、今ならわかる……


ライムの周りには男を欲情させるオーラが渦巻いていることと、僕を足責めしたあの時のライムが全力ではなかったことを。
でも僕だってあの時よりもレベルアップしてるんだ。

ライムの強さに近づいたはずだ。


「ライムからのリベンジは、僕も望むところだ。 いくぞ!」


かつて見た予知夢の舞台に僕は立っている。

負けられない!



「そんなこといって……うふふ、本当は私にまたいじめられたいんでしょう?

あなたの体には私が足先責めの快感を刻み込んだのだから……」


チラリ、とミニスカートの裾をめくるライム。
思わず彼女の足に目がいってしまう。

確かに彼女の言うように、一度刷り込まれた快感は簡単には消えない。
バトルの前から僕はハンディキャップを背負っている状態だ。


「さっきも言ったけど、私は本気よ。あなたがどんなに鳴いてもわめいても、全部吸い尽くしてあげる」


邪悪な笑みを浮かべるライム。

でもだいじょうぶだ、今度はライムが技を仕掛けてくる前に、こっちが先制攻撃してやる。


「あなたはもう臨戦態勢ね? そのままでいいわよ、一気に犯してあげるから♪」



急に僕が入ってきたドアがバタン、と閉じて大きな音がした。


「あら、あなた挟み撃ちよ。私の仲間がようやく駆けつけてくれたみたい。絶体絶命ね?」


ライムの視線を追って思わず後ろを振り向く僕。
しかし彼女が言うような事態にはなっていない。



「ふふっ♪ よそ見しちゃイヤだよ?」


視線を戻すと目の前にライムがいた。
しかもすでに彼女は衣服を脱ぎ去り攻撃態勢を整えていた。
うかつにも彼女の口車に乗ってしまった自分が情けない。


「し、しまっ……!」


軽い混乱状態の僕はライムの素早い動きに対応できない。


「ふふ、反応が遅い。 やっぱり私に犯されたいのね?ウィル」


彼女の左手が無情にも僕のペニスを包み込み、ドアノブを回すようにクルクルと刺激を重ねてくる!


「たしか、この責めも好きだったわよね? 久々にたっぷり調教してあげるわ……ふふふ」


ライムの細い指がネト~~~っと僕の背中をなぞり、お尻を撫で回した後、お尻の穴に伸びてゆく。


「な! や、やまっ……そこはぁぁ!!」


彼女の右手が僕の腰を抱え込むようにして僕を後ろから犯す。


「くすっ、後ろの穴もやわらかくほぐしてあげるわ……しっかりヌルヌルにしておきましょうね~」


ライムの中指と人差し指、全ての指がアナルと玉袋をつまんだり転がしたりする。


クシュッ!クシュ、ヌチュ……

 的確に快感だけを送り込むライムの指。



「ぁぁぁああっ……!」


丁寧に左右のタマタマを転がされる。

袋の付け根からアナルの間を何回もツツーっと撫でられる……思わず声をあげてしまった。


「ふふっ、相変わらず感じやすいのね……ウィル♪ それに前よりも感度が上がったかしら?」


ライムに先制攻撃を許してしまった僕はすばやく精神を立て直せるだろうか!?










僕が混乱から立ち直るより早く、レロ~~っと彼女の舌が僕のおへそを重点的に舐めまわす。


「きょうは私のリップで狂わせてあげるわ。その前に復習しましょうね?」


ピチュ……プチュッ、プチャ……チュルチュル……


し、舌でなぞられるたびにその場所が性感帯になっていく!!
ライムの舌は、僕の腹筋の筋をなぞるように優しく舐めたり、筋肉をえぐるように突き刺したり……


その間にも左手はカリの辺りを小刻みに転がしてジワジワと快感を蓄積させている。
ライムは自らの愛撫で棒立ちになっている僕を、頃合を見計らって床に転がした。


「こんなもの、外しちゃいましょうね……私たちのバトルには邪魔よ」


スライムリングをライムに奪われた! 

ライムはリングを自分の後ろに投げ捨てた。
僕にとってはかなりの痛手だ。

一人の力でライムをねじ伏せなくてはならない。


「返して欲しかったら、わたしを倒すことね。

これから私の舌でトロトロにされちゃうあなたには無理でしょうけど!……き、きゃぁっ」



不意打ち。
僕は両手に力を込めて彼女を引き寄せて床に転がした。
完全に僕をナメているライムに、僕は反撃の狼煙を上げる。


「これで対等の立場だな! いつまでもキミにやられっぱなしというわけにはいかない!!」


寝技勝負なら、僕も彼女を責められる。

負ける気はしなかった。
そう、この時は……

しばらく、僕とライムは抱きしめあい、揉み合っていた。
対戦相手の性感帯をチェックするかのように。


「ねえ、あなた忘れてるでしょ? 前にこの体勢で何をされたのか……」


僕に添い寝をする状態で、ライムが問いかけてきた。
前に? なにを……って…… 

僕の中で思い出したくない「なにか」が頭をよぎる。


すぅ……っと、ライムが自分の右足を、僕の左足の外側に絡める。

そしてゆっくりと、スリスリと僕の足を撫で回す。
き、気持ちいい……


「まだ思い出せないのかしら、あの時の快感に溺れたあなたの顔……可愛かったわよ」


やばい、これは……危険だ。
僕の意識の中で、何かがムクムクと起き始める。


「そうよ、思い出して・・・あなたは私の脚で、何回も何回も……ね?」


ぷちゅ……ライムの優しいキス攻撃。
彼女の唇が僕の唇を甘く奪い去って、ほお擦りしながら今度は耳を舐められる。
その間にも彼女の脚はゆっくりと自転車をこぐような動きをして、僕の脚を快感で動けなくする。



「今度はキスしながら、脚を絡めてあげるわ。あなたの大好きなこの脚をね……
 だいじょうぶ、さすがにすぐにはイッたりしないでしょ? ふふっ」


ぷちゅぷちゅと短いキスを繰り返しながら、ライムは段々自分の身体を僕にかぶせてくる。


「んん~!!」


完全にライムが僕の上になってしまった。
しかし、強い拘束ではない……

丁寧に僕の唇を奪うキスや美脚が織り成す優しい刺激に僕は抵抗力を奪われていく。


「ぴちゅ……うふっ、まだ堕ちないでよね?私はぜんぜん本気じゃないんだから……」

そして今度は僕の右足がライムの美脚愛撫にさらされた。



「もっとあなたを感じさせたいの。じっとしてれば、そのまま天国に連れて行ってあげるわ?」

ライムの両手が僕の両乳首をもてあそび始める。
僕の両足は彼女に捕らえられ、ペニスには直接的な刺激は今のところない。


しかし、乳首からわきの下、肩、両腕をライムに撫で回されて僕の上半身はヌルヌルにされてしまった。
この体勢から抜け出さないとまずい、とわかっているのに思考力が働かない。


(これで下ごしらえは完了ね?)


僕は気づかなかったけど、ライムはくすくすと笑っていた。

ぬりゅ……くちゅ……


僕の両足に自分の美脚を絡ませ……全身をくまなく愛撫して、たっぷりと僕に快感を刻み込むライム。



「あらあら、もう天国かしら? でも、これからが本気よ」

軽い脱力状態になった僕を確認してからユラリと立ち上がった。



「つま先であなたの体中を刺激してあげるわ。少し痛みを感じるかもしれないけど、それも最初だけよ?」

僕は動けない。
まずい!ライムの美脚攻撃から逃れないと……本当に虜にされてしまう。


「あう……ちくしょう!!」 

僕は上体を起こそうとするが


トンッ……
上半身を起こそうとする僕の肩を、ライムの脚が軽く押し戻す。


それだけで僕は大の字にされてしまった。
くそっ……力が入らない。


「誰が動いていいと許可したの?

 じっとしてなさい……どうせ今から快感でもだえ狂うのだから」


クールに透き通る彼女の瞳ににらまれ、僕は身動きが取れない。

くにゅくちゅ…………きゅっきゅきゅ……


ライムは僕の両足の間に立って、優しく僕のペニスを踏みつけた。


「うぁぁ!!……ふ、踏むな! ちくしょう……」


僕の言葉を楽しそうに聞いているライム。


「ふふっ、素直じゃないわね。気持ちいいくせに……脚フェチ奴隷さん?」


彼女のつま先が僕のペニスをすり潰す光景、彼女の美脚、だんだん意識がぼやけてくる。


「少し強めにするわよ。一気に思い出させてあげるっ」


ぎゅ、ぎゅううううう!!!!


ぼやけた意識も吹き飛ぶ痛み、そして快感が僕の神経を駆け抜ける。


「あっ、うわっ……そんな……あぁぁ!!」


すごい強さで踏まれているのに、一向にペニスは萎えない。

そのことが僕に羞恥心をさらに植え付ける。


「いい泣き声ねぇ~~~……でも、まだまだ許さないわ」



踏みつけた足を少し緩めて、今度は優しくスリスリといたわるような動きに変わる。



「おちんちんの先っぽをパンパンに膨らませてあげる。優しくやさしく愛撫して、コチョコチョしながらいっぱいにしてあげるわ」



足指の先が妖しく揺らめく……どんどん積み重ねられていく快感に悶絶させられてしまう。

イけそうなのにイけない!!



「…………出させてください、ってあなたが言うまで続けるわよ」

しばらくつま先責めを続けていた彼女だが、僕が刺激に慣れてきた様子を見て次の責めに移った。


「そうだ、こういうのはどうかしら?」


ライムは僕の上体を起こした。
そして、僕の背中に回りこんで床に座った。
僕のわきの下から手を通して、胸板をすべすべと刺激してくる。


「くぅ……くそっ……うぁぁ……」


彼女のバストは僕の背中を圧迫して、乳首がコロコロと背筋を愛撫する。


「名づけて、二人羽織……あなたは私のなすがままよ。うふふっ♪」


そして彼女の美脚が僕の目に見えるようにペニスを挟み込んだ。
たったそれだけなのに……
包み込まれたペニスは涙を流すようにガマン汁をどくどくと吐き出した。


「ほら、もうすぐドピュッてしちゃいそうでしょ? ふふっ、ほらほらほらぁ~」


て、手コキじゃないのに!
なんでこんなに彼女の脚は僕を高ぶらせるのだろう。
足の指が僕の性感ポイントを、以前と同じように這い回る。


「あ、あああ!!!!もう……出させ……ぅぐ……」


僕は身をよじって抵抗しようとするがライムの拘束はきつく全くうごけない。


「なぁに? 聞こえないわぁ~」

意思とは反対の言葉が僕の喉元まで上がってくる。


(だいぶ堕ちてきたわね。ここからはゆっくり仕上げてあげましょう……くすっ♪)


心なしか、ライムの責めが緩やかになった。



「ねえ、見て御覧なさい……
あなたのペニスが私の脚からチョコンって出てるわよ? かわいい~~」

そのかわりそこから先は官能的な言葉責めが続き……
僕の意識は彼女の言葉をゆっくりと刷り込まれていく。



「先っぽ気持ちいいの? 気持ちいいねぇ? もっとクリクリしちゃおっと」

ライムの細い指がクネクネとカリのまわりを這い回る。

その絶妙な指技のおかげで、張り詰めた亀頭がさらに一回り太くなったような気がした。


「あなたも強情ねぇ……早く楽になっちゃえば? きゃはっ」

意地悪なライムの責めに犯された僕は、もはや自分で動くことが出来ない!
快感で縛られたまま耐えることしか出来ない。


「は、はやく……ムグゥ、ンンン!!」


突然、ライムの指が僕の口の中に突っ込まれる。
これじゃ話せない……けど。

屈辱的な光景だけど、抵抗できない。




「ふふっ、最後までしゃべらせないわよ。

 そのための二人羽織ですもん。もっとガマンして、もうちょっと楽しませて?」



ライムは徹底的に僕のペニスをすり潰した。
二人羽織のせいで、僕の背中はライムのバストで責められ……

乳首やおなかは指技で悲鳴を上げさせられ、首筋や耳元はライムのリップで責めつづけられていた。
痛みの感覚がなくなり、かわりに脚の刺激だけが僕に刷り込まれる。


「そろそろいいかしら? 一度搾り出してあげるわ」

彼女は、すでに恍惚状態で反応が鈍くなった僕を二人羽織から解放した。
ゴロンとふたたび床に転がされる僕。

しかし安堵する時間はまったくなかった。
僕を見下ろしながらライムがくちゅくちゅとマンコをかき混ぜている。



「今度こそメチャクチャにしてあげる……壊してあげる……」










どうする?







選択肢

1・絶対に諦めない!!

2・ライムに壊されてもいい






























































































































































































































今の僕ではライムに勝てない。

僕は絶望的な気分でライムを見上げた。


「もう降参します……って表情ね?」


目が合った瞬間、ライムは上半身を倒して僕にキスしてきた……

甘い唇の味が僕の中に染み込んでくる。




「私の膣で果てなさい。それでもうあなたは逃げられないわ」



い、今の状態で膣の中に? 

それはヤバすぎる。
ライムのアソコは抜群に締まりが良かった気がする。




「きっちり呪縛をかけて、それでリベンジ完了。ずっとずっと脚奴隷として使ってあげる」


今の僕に一瞬でも耐え切る自信は……ない。


僕の表情を見つめていたライムがうれしそうな顔で僕に告げる。



「入れた瞬間にあなたの好きな私の脚が……射精でビクビクしちゃう両足を絡めとっちゃうのよ。

 身動きひとつできずに、快感が体中をめぐるのってステキでしょう?」



彼女の美脚、という部分で不覚にもペニスが反応してしまう。


さっきまで、あんなに足で潰されたり、屈辱的なことをされたのに……



「そのあとで今まで責めずにいた唇と口の中も犯してあげる。

 脳みその中まで私のことでいっぱいにして……あなたは完全に私のものよ」


ライムは僕の上に覆いかぶさると、優しく僕の顔を挟み込んだ。


チャンスだ……今なら、彼女のバストを鷲掴みできる!




「今からあなたを完全に骨抜きにしちゃうの……私まで感じてきちゃう!」



しかし、僕の意思にたいして、体はもう言うことを聞いてくれない。 

くそっ……だめなのか?


もちろんライムにとってはそんなことは計算のうちだった。



「今、勝手に動こうとしたわね?許さない……」


ぷちゅううぅぅ……


ライムはペロリと舌なめずりをしてから、僕の唇にその凶器のリップをかぶせてきた。

そして自慢の良く動く舌を差し込んできた。

「これは麻酔代わり……しっかり味わいなさい」



とても長いキスに、はじめは身体を硬直させていた僕も段々と弛緩してきた。



(んん……ふはぁ……舌が……とろけるぅ……)


今の彼女のキスはこれ迄で一番甘く僕を痺れさせた。


最後の抵抗の意思も舐め溶かされてしまったようだ……



「これがリップスの本気キスだよ?

 あなたがいくら抵抗しようと思っても無駄よ。全部舐め取ってあげる。 クスクス♪」


ライムは僕の目を覗き込んで、反撃の意思がないことを再確認する。



「ねえ? やっぱり徹底的に搾っちゃうわ。だってキミ、かわいいんだもん」

いよいよ僕も終わりか……


ライムのマンコが僕のペニスの先を飲み込む……やばい、気持ちいい……




「ほら……そろそろ食べられちゃうよ~~~? 」


うっとりとしたライムの声が遠くで聞こえる。


もういいや……

僕の目が完全に絶望の色で染まったのを確認したライムが一気に腰を沈めてきた!




「ほら……イきなさい」



どぴゅっ……ドクドクドク……



ライムに命令されたとおり、僕は膣の中に入れた瞬間にイってしまった。


自分でもぜんぜんコントロールできなかった。


いつものような激しい快感ではなかったが、

まるで抵抗する気も起きないまま射精に導かれてしまった。


「んあああぁぁぁ……!!」


身をよじって快感をまぎらわそうとする僕。


何の抵抗もなくライムに根本まで一気に飲み込まれるペニス。


その先に僕を待っていたのは、想像していたキツい締め付けではなかった。




「一気に全部入っちゃったね? それに……フフッ、早いんだね」


ライムはペニスを飲み込んだ状態のままで、ねっとりと腰を動かし始めた。


ゆるゆると優しく……まるで飴玉を舐め溶かすかのように…………




「このまま2発目……抜き取ってあげる。

 あなたのあそこに私のジュースをいっぱいからめてあげる……」



僕のペニスがライムの中で左右に振られるたびにヌチャヌチャと音がする。


出したばかりで萎えかけた僕のペニスがムクリと立ち直ってくるのがわかる。




「この腰つきをすると、男の人はみんな素直に出しちゃうんだよね? クスッ」



締め付けを伴わない優しい快感に、僕は出した直後なのに早くも精液をにじませてしまう。


ライムの腰使いは独特で、彼女の性格からは想像できないほどゆったりしていた。



(こ、これくらいなら…………ああぁぁ……くそっ、こらえきれない!!)


ゆっくりと振られる腰を見ながら僕は我慢を繰り返すが、どうにもならない。


もがいた分だけ、じわじわと快感が上乗せされていくようだった……




「さっき言ったとおり、あなたを動けなくしてあげる……」


僕の腰が自然に跳ね上がりそうになるのを見たライムが、

自分の美脚を僕の膝の裏側に滑り込ませた。




「これでもう快感を逃がせないわよ? ふふっ」


ライムの細くてすべすべした足が僕を絡め取ってくる。



(ライムとぴったり体が重なってる……)


僕はとても興奮していた。


敵とはいえ、ライムは今までで一番の美形なのだ。


無意識に自分から腰を突き上げようとしてしまう僕を、力でねじ伏せるライム。




「あわてなくてもいいよ……じっくりと時間をかけて支配してあげる。ふふっ」



すでに力を失っている僕の両手を、頭の上で交差させたあと

ライムは自分の掌から粘液をにじませて僕の腕に塗りつけてきた。


ヌルヌルとした感触が僕の腕全体を覆うと、それはすぐに硬化した……




「これで手も動かせないわね……」



僕はライムに騎乗位の体勢で拘束されてしまった!


ライムは僕の乳首をクリクリと弄びながら腰の動きを再開した。




(ああっ……これっ……気持ちいいよぉ)



敵に拘束され、まったく抵抗できない状態で乳首とペニスを刺激される快感に僕は悶えた。


ライムのほうを見上げると、チロチロと舌先を出したり入れたりしている。


僕はまだあの舌で……唇で本気の責めを受けたことは無い。



「もうカチカチだね。もう一度イかせちゃおうかな?」


ゆらゆらと妖しいグラインドを続けながらライムが言う。

相手を見下ろしながら繰り返される腰使いは、確実に僕の精力を削り取ってゆく。



(ううう……あ、あっ……また出ちゃう!)


ドピュッ……っと少しだけ漏らしてしまいそうになる。

こんなの耐えられるわけない!



「ふふっ、やだ……また出したの?」


快感に震えるボクを見てニヤニヤと笑うライム。

僕は彼女に抗議したい気持ちでいっぱいだったが、意識がぼやけてうまくしゃべれない。



「私の中に入れた瞬間にお漏らししちゃうんだ……少し鍛えなおしてあげる!」



そう言いながらライムはいったん腰を浮かせて、シックスナインの体勢になった。

僕の目の前でピンク色に揺らめくライムのアソコ……気持ち良さそうにヒクヒクしている。


ライムだって感じているんだ。

しかしそれは僕のペニスのよう圧倒的な快感にさらされた結果ではなく、僕の性感を支配した満足感によるものなのだろう。



「たっぷりフェラしてあげる。いっぱい我慢するのよ?」



ぺろり……ライムの舌先が亀頭に触れる。

小さな唇が僕を包み込む。

そして一気に吸引が……ああああぁぁっ!!

今まで封印されていたライムのフェラチオが開始される。

挿入の快感と同じ……いや、それ以上の刺激が僕の背中を駆け抜けた。



「う、うわっ……!!!」



あまりのザラつき、ぬめり……その感触に僕は絶叫した。

快感のレベルが今までと違う!


「もっとヌルヌルにして……敏感にしてあげるわ」


ライムは口元に唾液をためて、僕のペニスの頂上にトロリと垂らす!


彼女の唾液で亀頭から棹にかけて包まれてしまう……


ライムはというと、全く本気を出しているという感じでもなく僕をやさしく舐め続けている。


僕だって負けてられない……思い切って彼女のアソコに舌を伸ばしてみた。



ピチュ……ピチャッ、ジュプジュプ


「あんっ、なかなかいいわよ……」


僕の舌に反応したライムがフェラの途中で嬌声をあげた。

よしっ……もっと舐めあげて感じさせてやる!

じんわりと愛液をにじませるライムの秘所を僕は丁寧に舐め続けた。


「いい忘れたけど私のジュースを舐め続けると……」


遠くでライムが何か言っているけど、僕は気にせず責め続けた。

ぷっくりと膨らんだクリを舌先でころころとしてやると、ライムの太ももがきゅっと締まった。

彼女だって僕の舌で感じてるはず……なんだ……



「……もう夢中になっちゃってるわね。ふふっ」


一心不乱に自分の秘所を舐めている僕の頭をライムは可愛がるように優しく撫でた。

実はライムの愛液は強力な媚薬効果があるのだ。


(んふぅ……力が入らないよ…………)


そのことを知らずに僕は自分からたっぷりと快楽の毒を飲み込んでしまった!

いつのまにか僕の舌は舐め上げる動きを止めてしまっていた。


「なかなかの舌使いだったわ。たっぷり御礼をしてあげる」


ライムは自分の股間から僕を引き剥がして、僕の両足を持ち上げた。

そして唾液を絡ませながら僕のペニスをゆっくりと飲み込んだ。


ジュップウウゥゥゥゥゥ!!!!!



「ああああぁ~~~、あああ……くぅ!!」


そのまま射精してもおかしくないほどの快感。


(ふふっ……)

ずりゅううううぅぅぅ……


舌先を裏筋に絡めながら、ゆっくりとペニスを引き抜くライム。

そのときに頬をすぼめて刺激することを忘れない。

一往復で二重三重の快感がもたらされる。



「ほら……もっと震えて」


ジュプウウウウウウウウウウ~~~~!


「ああっ、うわあああぁぁっ!! イくっ、イっちゃう!!!」


先ほどよりもさらに深く飲み込まれるペニス。


さらにもう一往復されると、僕は射精してしまいそうになった!

足を持ち上げられ、下半身に全く力が入らない状態でのディープスロート。

まるでペニスの神経がむき出しにされてしまったかのように喘がされる凶悪な技。



「おしりの穴まで丸見えだね……あとでここも舐めてあげる」


舌先でツンツンと恥ずかしい穴をノックされると、思わず体がヒクヒクと痙攣してしまう。

くそっ……まったく反撃することも出来ない。

ひたすら攻撃にさらされる僕の体

ライムのフェラは予想以上の威力だった。


「もう天国ね。ほら、そろそろ言いなさい……『イかせてください』って」


僕を見下ろすクールな瞳に、もはや逆らうことは出来なかった。

自分から媚薬入りの愛液を口にしていなかったとしても、きっと関係ない。

僕は彼女のフェラの虜にされてしまった。



「イ……イかせてください……」

うっとりとした目で彼女を見上げる僕。

満足そうな表情のライム。



「いいわよ。じゃあ最後はあなたの好きな脚で……」


ライムは立ち上がると、亀頭の上に触れるか触れないかのタッチで爪先を置いた。

そしてゆっくりと指先で円を描きながら弄ぶ。


「えっ……ちょ……ああっ!!」


フェラでイかせてほしいのに……うああっ!!


ツツ……ツツー……クリュクリュ……


「あああっ、だめっ……だめえっ!!!」


このままではすぐに射精しちゃう!!

ライムの口の中で出したいのに……その思いを口にすることは出来なかった。


「あらあら、フェラでイかせて欲しいのに残念ね? ふふっ」


あまりの快感に叫んでしまった僕の表情を見て、ライムは意地悪に笑っている。

ぼくの考えを見抜いているクールな瞳……

ひときわ淫らな笑みを浮かべると、ライムは親指と人差し指を大きく開いて亀頭を挟み込んだ!


「このまま脚でイかせてあげるわ」


そしてそのまま手コキのようにしゅるしゅると優しくしごきまくる!!

もはや僕に耐える力は残されていなかった。


「もう駄目だっ、出るうううぅぅぅぅぅぅ!!!!」


ドピュウウウウウウウウウウウ~~~~

全身を激しく震わせて僕は絶頂させられてしまった。

そしてそのまま意識が薄くなっていく。



「これでもうウィルは私のものね。ふふっ、あははっ!!」


激しく痙攣しながら、身も心もライムに打ちのめされた……

すぐに淫呪が効いてきた。体が熱い……そしてまたもや精力がよみがえって来る。

じらすようにゆっくりと脚を開くライム。



「ほら、いらっしゃい。吸い尽くしてあげるわ」


ふらふらと彼女に近づき……僕は何度も彼女の体を求めた。

そして何度もイかされる。


その繰り返しの中で僕の中でライムは絶対的な存在になった。

この先はきっとライムに忠誠を誓って生きていくしかないのだろう。

それでも僕は幸せだった。

ライムのテクニックにとろけさせられてしまったのだから……





END


















































































































いよいよ僕も終わりか……

ライムのマンコが僕のペニスの先を飲み込む……

やばい、気持ちいい……


「ほら、もう食べられちゃうよ~~~? くにゅくにゅして美味しいわ。あはっ」


うっとりとしたライムの声が遠くで聞こえる。



くそっ!誰でもいい僕に最後の力を!!……


その時だった。



(ウィル、今ですよ!! 彼女のクリトリスを責めなさい)


頭の中でミリアの声がした。

ライムに奪われたはずのスライムリングが僕の右手の人差し指に現れる!

僕の右手、肩、上半身と、瞬時に力がよみがえる。



「うおおおおおおぉぉぉぉ!!!」 


ぴしゅっっ……


考えるより先に僕はライムのクリトリスをリングでこすりあげた。

「はっ、今更なにをっ……ひゃあああああああああああんん!!!」


ライムの声が裏返る。

僕も今の一瞬で取り戻した体力を使い切ってしまった。


スライムリングは今までに見たことのない光を放ち……そして消えていった。

その後には常人では耐え切れないほどの刺激を受けたライムが口から泡を吹いて失神していた。



「か、勝った……のか? うわっ」


少しの時間差があってライムの身体がぱふっと僕の上にかぶさる。

身動きの取れない僕は彼女の下でしばらく力が戻るのを待つことにした。





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