(2025.04.23改稿)
2・断固拒否する
この少女に全てを捧げる……僕は無意識に頷いていた。
そんな僕の反応を見て満足げな少女。
「うふっ、素直になっていただけたようですわ。それでは……♪」
「レベッカ様っ、お待ちください!」
僕のペニスが少女に飲み込まれる直前、ライムが再び口を開いた。
「……なんですの?ライム」
獲物にトドメを刺す前に邪魔をされ、少し不機嫌そうな少女にライムが語り続ける。
「その男は、追い詰められると信じられない力を発揮します。私も先ほどその力にやられました。今回も何か力を隠し持っているかもしれません」
「それで、どうなさりたいの?」
少女がライムに聞き返す。
「念のため、私が先に膣責めするほうが良いと思われます」
ライムのその言葉を聞いた少女が微笑む。
「そうですか。 でも本当はこの男にやられた借りを返したいのでしょう」
「……!」
「まあいいですわ、あなたの好きなようになさい」
少女が僕の上から立ち上がり、代わりにライムがペニスを掴む。
「寛大なお心遣いありがとうございます。 ……ウィル、覚悟なさい。さっきの続きをしてあなたを完全に骨抜きにしてからあのお方に引き渡してあげる」
どちらにせよ、僕が絶体絶命なのに変わりはない……な
■
僕が淫魔ふたりに嬲られている間に神官長ミサは意識を取り戻していた。
(ウィルさん、わたしが……援護します……!)
「あはっ、ようやくウィルを搾ってあげられるわ!」
くにゅ……ズプププ……
硬さを維持したペニスがライムの膣に完全に飲み込まれる寸前、僕の体を青白い光が包んだ。それは回復魔法のような魔力。
「な、なんですのっ!?」
異変に振り向く少女の瞳に、ミサが懸命に呪文を詠唱している姿が映った。
「私としたことが……しっかりトドメを刺しておくべきでしたわね」
小さ舌打ちをした少女がミサに近づく。
魔力を乗せた光る指先がミサの膣内を素早くかきまぜる。
「ライムのリベンジを邪魔させませんよ!」
くりゅぐりゅくりゅっ!!……プシャアアァァ
ミサの膣内から大量の愛液が流れ落ちる。
「きゃあああああああ! ウ、ウィルさん、かまわず彼女の中に射精してください! あぁぁっ……!!」
神官長ミサが懸命に僕に叫ぶが、僕は言われるまでもなくライムの膣に大量の精液を放出していた。
すると、僕を包みこんでいた青白い光がライムの中に飲み込まれていく!
「うぅ、こ……これは! ウィル、一体何をしたの!? ああぁ……」
僕の射精を受けたライムが頭を抱えて僕に倒れこむ。
「……やりました。 ウィルさん、ライムの精神を私の『浄化の呪文』で抑え込みました」
一方、少女の指技によって絶頂に達したミサは満足そうにつぶやいた。
「あとは、その少女をどうか……倒してください……ね……」
ミサはその言葉を言い残すと、ガクリと脱力して失神してしまった。
「どうやら、とんだ邪魔が入ったようですわね。とても不愉快です……」
少女の瞳が赤く染まり、僕をにらみつける。
「しかし、ライムがいてもいなくてもあなたが私に勝てないことには変わりありませんわ!」
不敵に笑う少女には、先ほどまでの幼さは微塵もない。
(いよいよ本気モードといったところか……)
その時、僕の心に聞きなれた声が響く。
(ウィル、あたし! メタリカだよっ……神官の呪文と、魔方陣の影響で、今なら私たち三人の力をあなたが使いこなせるはずだよ!!)
意識に語りかける声を素直に信じて、僕はルルとミリアの能力「自分に起こりうる未来」を先読みしてみた!
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***
**
*
僕がまったく反応できないほど素早く少女が近づいてくる。その左手が僕の左肩を掴み、そのまま僕を軸にしてクルリと背後に回ってから右手でペニスを掴み高速手コキでイカされる映像……
これが僕の頭の中に浮かんだ未来だった。このままでは確実に負けてしまう!
僕は少女を目で追わず、すかさず体を反転させた。
ちょうど真後ろを向いたとき少女の驚く顔が視界に入る。
「なっ……! なぜ私の動きを…………ひっ、ひゃあぁぁん!!」
驚く少女の左耳に、僕はすばやく舌をねじこんだ。これは初めて使う技だ。
僕の中に生きるスライム・ルルは相手の耳にキスすることで相手の弱点がわかるんだ。
ニュル……
耳の中に舌を伸ばした瞬間、少女がどういった責めを苦手とするのかがわかった。
それ以上に色々な情報が頭に流れ込んでくる。これは便利だ……!
「今までたっぷり遊んでくれてありがとう、レベッカ」
僕の言葉に驚く少女。彼女の名前はレベッカ。
「な……なぜ、私の名を知っているのです!」
レベッカは守護淫魔の家系に生まれたおじょうさまだった。
しかしその生い立ちは決して恵まれたものではなかった。
10年程前に当時の優秀なハンターによって彼女以外は皆殺しにされた……そんな情報が一瞬で僕の頭を駆け巡る。
「気にしないでいい。兄さんがいっぱい抱きしめてあげるから」
僕は優しく彼女を抱きしめる、耳元でささやいた。
「に、兄さまが……ウィルに乗り移ったの!? あぁ……うれしいわ」
ルルの能力を知らない少女は、神官の魔法の影響で僕に自分の兄が憑依したと勘違いしている。
彼女を感じさせるためには、彼女が求めている家族愛に近いものを愛撫に織り込む必要がある。
これは僕にとっては得意の展開だった。
今までのスライムたちもみんなどこか寂しい過去があって、それを満たしてあげることで僕の味方にしてきたんだ。
僕はしばらくレベッカを強く抱きしめてから四つんばいにさせた。
「はずかしがらなくていいよ、レベッカ。今から僕が君の心をきれいに溶かしてあげる」
すっかりおねだりモードのレベッカの小さなお尻に僕は顔を近づける。
そして、うっすらとしたヘアをかきわけ、クリからアナルまでを丁寧に舐めまわした。
「え……そんな……汚いよ……はずかしぃょ、兄さま……兄さま……」
淫らな香りに僕は包まれた。
強烈な催淫効果……だが今は気にしている場合じゃない。
「きゃううううぅぅ!! 気持ちいいよ、兄さまぁ……♪」
もっともっと感じさせてあげよう。彼女の過去を知った僕は、素直にそう思っていた。
僕の舌が何回も彼女の感じるところを往復したせいで、すっかりマンコがヌルヌルになってしまった。
「じゃあ……挿れるよ、レベッカ……」
僕は少女のきついマンコに自分のペニスをつきたてる。
しかし何の抵抗もなく飲み込まれていく、と同時に極上の締め付けが僕を襲う!
気を抜いたら一気に射精してしまいそうだ。
「……ああっ! き、きもちいい? 兄さま……」
レベッカが膣内をうにょうにょと動かしながら問いかけてくる。
頭が弾けとぶほどの快感なのだが、ここは兄さま役に徹しよう。
「ああ、最高だ。 お礼にいいことしてあげるよ!」
僕はペニスを一番奥まで突き刺したまま、ピストンをせずにクリを押しつぶすように全体重をかけた!
「ああああああぁぁん!!」
背筋をピーンと伸ばして快感をこらえるレベッカ。
「子宮が、グリグリされて……これすごく気持ちいいよ、兄さま!!」
レベッカが求めていたのは「愛情」であり「密着度」だった。
僕はしつこく何回もこの責めを繰り返した。
「ぼ、ぼくも限界だ……中で出すよ? いい??」
段々と僕に抱きつく少女の力が弱くなってきた。グリグリと腰を動かしながら、少女の耳にキスをする。
「き、きてっ! 思いっきり中で~~~!!」
レベッカの許しを聞くと同時に、僕は盛大に射精した。同時にレベッカも絶頂に達する。
たっぷり愛撫されて敏感になった膣内で射精された少女は、何度も何度も痙攣をしてから意識を失った。
僕はなんとかこの強敵に勝つことが出来た!
「はぁ、はぁん、うっ、ふふ……達してしまいました……」
しばらくして少女が意識を取りもどし、僕に語りかける。
「今回は私たちの負けです。悔しいですが最後のあなたの責めになら……しょうがありませんわ」
その言葉が終わると同時に、少女を淫魔界に連れ戻す光が彼女を包み込んだ
「ありがとう、ウィル……おにいさま……」
レベッカは微笑みながら光の渦に消えた……
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