日記二日目。
渋々ながらも仕事と割り切り、渡されたご立派なノートを広げていざペンを握る。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
「何を書けば良いんだ、ったく!!」
握り締めたペンがミシミシと哀れな悲鳴を上げる。
誰の陰謀だ、こんなもん!!
「あのさ、リボーン。ちょうど同時期にヒバリさんも同じことしてるよ。」
「あのヒバリがか?大人しく日記なんか書いてるのかよ。」
「うん、大丈夫。ああ見えて雲雀さんは仕事だって言えば真面目に取り組む人だから。」
「は!オレがよっぽど真面目に取り組んでねぇみてぇじゃねぇか。」
まあ頑張ってよ、と能天気な笑顔を向けられてイライラが増す。
だがまあ…仕方なくも言うこをと聞くか、と思わせるあたりはそれなりにボスらしくなったということか。
そこで改めて日記帳に向かい、思いだしたことを書いた。
『今日の夜、師走も近いというのにあろうことか蚊が飛んでいた。仕方がねえから愛用の銃を使い、退治してやった。』
「ああ!やっぱあの弾痕はリボーンだったんだ!」
「勝手に人の日記を覗いて何をほざく。それにお前が血を吸われねぇようにしてやったのに礼もねぇのか?」
「あーのねー!蚊を一匹殺すのに銃を出さないでよ!セキュリティがガンガンなって大変だったんだから!」
「良いじゃねえか、めんどくさかったんだ。それに優秀な俺は一発で3匹殺したぞ。」
「自慢にならないって!」
ったく。ケツの穴のちいせぇやつだ。
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・・・リボーンが誰かさんにそっくりになって、困るやら楽しいやら。(爆笑)
ちなみに3匹蚊が飛んでいたのは事実です。