神話の魔道書

エイボンの書(The Book of Eibon)【 話の魔道書】
ハイパーボリア時代の 術師エイボンによって書かれた魔道書。書かれている内容は、エイボン崇拝すうはいしたツァトゥグァハイパーボリア 関するものが多い。ネクロノミコンと対応する箇所かしょもあり、邪悪かつ深遠な呪文、儀式の集大成と われ る。
現存する物は少ないが、その の一冊がミスカトニック大学付属図書館に保管されてい
る。 

クタート・アクアディンゲン【神話の魔道書】水神クタアトを参照

グラーキの黙示録もくしろく(Revelations of Glaaki)【神話の魔道書】
全十一 から成る魔道書。イギリスのブリチェスター付近に住んでいた、様々な教団のメン バーによって かれた。
グラーキあがめる教団について詳しく書かれている他、ダオロスイゴーロナクアイホートなどの存在にも言 されてい る。
幻の十二 目が存在するという噂もあるが、それを目にした者には、恐ろしい運命が降り  かるという。

黄衣の王(The King in Yellow)【 話の魔道書】
その幻惑的な内容から、 む者を狂わせてしまうとされる戯曲集。その筋書きには諸説あ りはっきりとしないが、作中に 場する黄衣の王なる人物は、一説にはハスターの化身であるとい う。彼は黄色い外套がいとうと蒼白の仮面という姿で現れ、人々を翻弄ほんろうする。

屍食教典儀ししょくきょうてんぎ(Cultes des Goules)【 話の魔道書】
フランスの 族ダレット伯爵によって書かれた魔道書。フランスにおける降霊術、死体食な
どを行う教 について書かれている。その内容の過激さゆえ、出版後すぐにカトリック教会に
糾弾きゅうだんされた。
現存する は少ないが、その内の一冊が、ミスカトニック大学付属図書館に保管されている。 

水神クタアト(The Cthaat Aquadingen)【 話の魔道書】
作者不明の魔道 。その表紙は人皮で装丁されており、時に汗すら流す。
クトゥルフなど、水棲の旧支配者、およびその眷属けんぞくについて書かれている他、怪物バグ=シャースを退散さ せる呪文、邪悪な力を遮断しゃだんするナアク=ティトの障壁などにも言及げんきゅうされている。 
推定で五冊が 存しているとされ、その内の一冊は、タイタス・クロウが所有している。

セラエノ断章(The Celaeno Fragments)【 話の魔道書】
シュリュズベリイ博士によって書かれた 道書。
博士がセラエノの大図書館から得た知識を元に書かれた。旧支配者やその眷属けんぞくから身を守る方法などが 記されており、クトゥルフと戦う博士の大きな 器となった。
この世に一 しかなく、ミスカトニック大学付属図書館に厳重に保存されている。

ナコト写本(The Pnakotic Manuscripts)【 話の魔道書】
イスの偉大な種族の記録を元にして かれた魔道書。その名は、彼らの都市ナコタスにちなむ。魔道書の 中でも、最も古い起 を持つと言える。イスの偉大な種族や、彼らの知識を継承したロマール王国の歴史など  されている。
完全な物はすでに 存しないとも言われるが、ミスカトニック大学や東京大学、星の知恵派などが密かに保存してい るという もある。

ネクロノミコン(Necronomikon)【 話の魔道書】
原題はキタブ=アル・アジフ。西 暦730年頃、アラブの詩人アブドゥル・アルハザードによって書かれた魔道書。旧支配者 やその信仰について 範囲に触れた、魔道書の中の魔道書。
その常軌じょうきいっした内容から、読む者の精神に悪影響を及ぼすと言われ、時のキリスト教勢力 焚書ふんしょ処分されるなどして、現存する物は極めて少ない。その内の一冊は、ミスカトニック大学付属図書館に厳 重に保 されている。

無名祭祀さいし書(Unaussprechlichen Kulten)【 話の魔道書】
黒の とも呼ばれる。オカルト研究家であり探検家でもあったフォン・ユンツトによって書か
れた魔道書。彼が調 査した知られざる宗教や、その遺跡などについて書かれている。
しかし、彼は発売の翌年に謎の死(密室で喉をき切られていたという)を遂げており、それ
を知った所有者の多くが、気味悪がって破棄はきしてしまった。
現存する物は ないが、その内の一冊がミスカトニック大学付属図書館に保管されている。 

妖蛆ようしゅの秘密(De Vermis Mysteriis)【 話の魔道書】
異端審問いたんしんもんで処刑された魔術師ルドウィク・プリンによって書かれた魔道書。その原稿は獄中で書き 上げられ、何者かの手によって ち出されたという。
内容は古代エジプトの伝承や、遼丹リャオタンと呼ばれる秘薬の製法、魔物の召喚方法など全十六章か ら成り、特にプリンが十字軍参加 に得た知識を元に書かれたという「サラセン人の儀式」の 章は有 
現存する物は ないが、その内の一冊がミスカトニック大学付属図書館に保管されている。 

ルルイエ異本(R'lyeh Text)【 話の魔道書】
クトゥルフ眷属けんぞくが記した銘版を元に書かれたという魔道書。表紙は人皮で装丁されているという。  
クトゥルフとその眷属について、およびそれらの崇拝すうはいの仕方などについて書かれている。言わば、クト ゥルフ教の聖書 
現存する は少ないが、その内の一冊がミスカトニック大学付属図書館に保管されている。