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バイアクヘー【神話の種族】→ビヤーキーを参照
廃都【作品】→無名都市を参照
>クトゥルフ復活のために、深きものたちを率いて、世界の海で暗躍している。
ハイパーボリア(Hyperborea)【神話の舞台】
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>ヒューペルボレアとも呼ぶ。約百万年前、氷河期以前に栄えた超古代文明。および、それが
存在した北方の失われた大陸(グリーンランド近辺とされる)。ギリシャ語で“北風の向こう側”
の意。
>豊かな自然に恵まれ、首都のコモリオムを中心に繁栄を極めた。また、魔術が日常的に用
いられ、エイボンを初め多くの優れた魔術師を輩出した。
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>氷河期の到来によって滅亡したが、その遺産はエイボンの書を初め、様々な形で後世に伝
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>ハストゥール、アサター、ザスターとも呼ぶ。旧支配者の一柱とされる神。名状し難きものなどの異
名を持つ。その姿については諸説あり、触手で覆われた巨大な二足のトカゲとも、眼には見え
ないとも言われる。一説には、シュブ=ニグラスの夫だという。
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>ヒヤデス散開星団内に存在する都市カルコサ、その郊外のハリ湖に潜んでいると言われる。アル
デバランが空に見える時に儀式を行えば、地球に召喚することもできる。
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>カルコサを舞台にした戯曲集・黄衣の王には、同名の人物が登場するが、一説にはハスターの化身であ
るという。
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>ビヤーキーを眷属として従える。また、人間の信者も多い。四大精霊説によれば、クトゥルフと敵対関係にあると言わ
れ、しばしば抗争が発生する。
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ハスターの帰還(The Return of Hastur)【作品】
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>A.ダーレス著。執筆時1939年。収録作品集、暗黒神話体系シリーズ クトゥルー1巻。
>主人公ポールの叔父エイモスは、彼に奇妙な遺言を残した。「屋敷を破壊して、書物も全て
処分しろ」。しかし、価値ある財産を処分することに、ポールは躊躇う。特にルルイエ異本と題されたその本
は、10万ドルと「ある約束」を代価に手に入れた物らしく……。
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>四大精霊説による神同士の対立が、初めて明示された作品。
ハワード【作家】→ロバート・E・ハワードを参照
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)【作家】
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>小説家、詩人。クトゥルフ神話の始祖。1890生〜1937没。
>ファンタジー、ホラー小説界全体でも巨匠の一人に数えられるが、その先進的すぎる作風の
せいか、生前は不遇だった。しかし、一部の作家仲間や読者には、当時からすでに高く評価さ
>アメリカ合衆国ロードアイランド州プロヴィデンスに生まれる。祖父の影響を受け、幼少から
読書を好む。この時読んだエドガー・アラン・ポーやロード・ダンセイニ(アイルランドの小説家)
に強い影響を受け、自身も小説を執筆するようになる。
>1923年、ファンタジー・ホラー小説専門雑誌『ウィアード・テイルズ』に『ダゴン』など五編を送り、
全て採用される。これが実質的な小説家デビューとなった。以後、同誌を中心に『クトゥルフの呼び声』などの代
表作を発表していく。また、多くの作家仲間や読者と文通し、ここからクトゥルフ神話の輪が広
がっていった。
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>1924年、文芸サークルで知り合ったソーニャ・ハフト・グリーンと結婚し、ニューヨークに移り
住んだが、結婚生活は長続きせず、やがてプロヴィデンスに一人戻り、後に離婚。
>1937年、、腸癌を患い、四十七歳で死去。
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ピックマン【神話の人物】→リチャード・アプトン・ピックマンを参照
ピックマンのモデル(Pickman's Model)【作品】
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>H.P.ラヴクラフト著。執筆時1926年。収録作品集、ラヴクラフト全集4巻。
>墓場で死体を漁る怪物、地下鉄のプラットフォームにいる人々に襲い掛かる怪物……新進
気鋭の画家リチャード・アプトン・ピックマンの描く作品は、恐ろしくもリアリティに溢れていた。しかし、彼の創作には、ある
秘密があったのだ……。
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>バイアクヘーとも呼ぶ。ハスターの眷属。その姿は主人に似て名状しがたいが、翼はコウモリに、く
ちばしは鳥に、体つきは人間に似ている。
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>宇宙空間を超光速で飛行できる。彼らを従える魔法の笛や、真空に耐性を付ける黄金の蜂蜜
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酒があれば、その背に乗って旅をすることもできる。
ヒューペルボレア【神話の舞台】→ハイパーボリアを参照
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深きもの(Deep Ones)【神話の種族】
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>クトゥルフの眷属の一種。鱗に覆われた二足歩行のカエルといった姿をしている。水中を自在に泳ぐ
ことができる。反面、陸上ではやや鈍重だが、生存に不都合はない。
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>世界各地の海底に都市を築き、一族の長老であるダゴン、ハイドラに率いられている。
>不老不死であり、殺されない限り生き続ける。また、人間との間に混血児を儲けることがで
きる。混血児は子供の頃は普通の人間と変わらないが、成長につれて徐々に深きものの特
徴が現れ始め、やがては完全にクトゥルフの眷属として目覚め、海に帰っていく。
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>深きものたちは、陸に干渉するための手段として混血児を利用しており、海底都市に近い海
辺には、しばしば混血児たちの共同体が存在する。
膨れ女(Bloated Woman)【神話の神々】
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>ニャルラトテップの化身の一つ。五つの口と無数の触手を持つ、巨大な女性の姿をしている。魔力を秘め
た黒い扇で正体を隠し、人々を罠にかける。中国で密かに崇拝されている。
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フランク・ベルナップ・ロング(Frank Belknap Long)【作家】
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>小説家。ラヴクラフトの後輩で、第一世代作家の一人。神話作品以外では、SFやスーパーマンなど
コミックの原作も手がける。1903生〜1994没。
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>『ウィアード・テイルズ』に『The Desert Lich』(未訳)を発表して小説家デビュー。ラヴクラフトとはアマ
チュア時代から親交があり、公私に渡って彼の弟分的存在であった。ラヴクラフト以外で初めて神話作
品を執筆。
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>彼の没後も同誌で長く活躍し、生けるウィアード・テイルズと呼ばれる。
>代表作は『恐怖の山』『ティンダロスの猟犬』など。
旧き印(Elder Sign)【神話の道具】
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>中央に目が描かれた星のような図形。旧き神が造ったとされ、旧支配者を封印するのに用
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>また、これを刻んだ物を持っていると、旧支配者やその眷属に対する防御手段になる。ただし、その
効果の程度については、作品ごとにばらつきがあるようだ。『永劫の探索』シリーズでは、眷属の接近
は防げるが、旧支配者自身に対しては通用しないとしている。
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旧き神(Elder Gods)【神話の概念】
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>クトゥルフ神話における神格の一種。旧支配者や外なる神と敵対する神々。慈悲深く、人間の味方である
とされる。この概念によれば、ノーデンスもその一員になる。現在はベテルギウスか、異世界イリジア
に住んでいる。
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>かつて旧支配者たちと戦い、彼らを封印、あるいは地球外に追放した。現在は本拠地に戻ってい
るが、もし旧支配者が復活する時が来れば、再び地球に降り立ち、彼らを迎え撃つと言われている。
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>ラヴクラフトの後輩作家ダーレスが導入した概念であり、作品によっては採用していない場合もある。
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ブロック【作家】→ロバート・ブロックを参照
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フングルイ ムルグウナフ クトゥルウ ルルイエ ウガフナグル フタグン(Ph'Nglui Mglw'Nafh
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Cthulhu R'Lyeh Wgah'Nagl Fhtagn)【神話の定型句】
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>クトゥルフ崇拝の儀式でよく唱えられる言葉。原文はルルイエ語。「ルルイエの館にて死せるクトゥルフ夢見るままに
待ちいたり」の意。
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星から訪れたもの(The Shambler from the Stars)【作品】
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>神秘的なものに憧れ、ついに伝説の魔道書、妖蛆の秘密を手にした主人公。さっそく友人のオカルテ
ィストに解読を頼む。しかし、彼らは甘く見ていた。この呪われた書物の危険性
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星の知恵派(Starry Wisdom Cult)【神話の組織】
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>1844年、イノック・ボウアン教授によって設立された宗教組織。その実体はニャルラトテップの化身の一
つ、闇をさまようものを崇拝するカルト組織。
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>輝くトラペゾヘドロンや数々の魔道書を所有し、プロヴィデンスにある教会で怪しげな儀式を行ったが、最終
的な目的は不明。
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>この町で起きた誘拐事件に関わっていたことが明らかになり、1877年に解散させられたが、
その後も星の知恵派を名乗る組織は、幾度も現れている。
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