あ

アイホート(Eihort)【神《 》話の神々】
>旧支配者の一柱とされる神。迷路の神等《 》の異名を持つ。その姿は、無数の足と目を持つ、巨
大な白い楕円の塊《 》。
>イギリスのキャムサイドの地下にある迷宮に住んでいるが、空間を捻《ね》じ曲げて、他の場所
に現れることもある。神《 》
>遭遇《そうぐう》した人間に、テレパシーで従者になるかどうか尋ねる。拒否すると踏み潰され、受け容れ
れば雛《ひな》を植え付けられる。そして肉体を食い破られ、結局死ぬことになる。
>雛《 》を取り除く方法もあるが、アイホートの怒りを買う危険があるという。

アーカム(Arkham)【神《 》話の舞台】
>アメリカ、マサチューセッツ州《 》エセックス郡のミスカトニック川沿いに位置する町。多くの神話
作品の舞《 》台になっている。
>イギリス風の駒形切妻《こまがたきりづま》屋根の家々が立ち並ぶ、植民地時代の面影を色濃く残す町。ミスカトニック大学の所在地 であり、学問と文《 》化の町としても有名。
>その閑静《かんせい》な表の顔とは裏腹に、魔女狩りなどの暗い歴史を秘め、異様な事件が度々起きる、
異界への入口《 》でもある。
>マサチューセッツ州に実《 》在する街セイレム(現ダンヴァーズ)がモデルになっており、その街
並みや歴史に多くの共通《 》点が見られる。

アーカム計画(Strange eons)【書《 》籍】
>出版元:創元推理文庫《 》。刊行年:1988。著:R.ブロック。訳:大瀧啓裕。
>「『ピックマンのモデル』だ!」主人公キースが手にした絵《 》を見るなり、友人は叫んだ。あの絵が実在していた?  ラヴクラフトは真実を語っていたのか? では、海《 》底で眠るあの邪神も……ブロックが師に捧げる、壮大な オマージュにして完結《 》編。
>性的な表現があるので、未成《 》年者の購入は注意されたし。

アザゾース【神話の神々】→アザトースを参照《 》

アザグ=トース【神話の神々】→アザトースを参照《 》

アザトース(Azathoth)【神《 》話の神々】
>アザゾース、アザグ=トース、アザトートとも呼《 》ばれる。旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。 盲目《もうもく》にして白痴《はくち》の魔王、沸騰《ふっとう》する混沌《こんとん》の核などの異名を持つ。その姿は無形の混沌《 》の集合体。
>異名の通り知性《 》を持っていない。旧き神との戦いで失ったとも、元から持っていなかったとも言 われる。旧支配者や外なる神の中でも最《 》高神に位置付けられ、一説には宇宙を創造し、いつか破壊する存 在《 》とされる。
>宇宙の中心にある宮《 》廷に座しており、その場から動くことは滅多にないが、代行者であるニャルラトテップ が、その望みを叶えるべく暗《 》躍する。

アザトート【神話の神々】→アザトースを参照《 》

アッシュールバニパルの焔《ほのお》(The Fire of Asshurbanipal)【作品】
>別タイトル、アッシュールバニパルの火の石。R.E.ハワード著。執筆《 》時1936年。収録作品集、暗黒神話体系シリーズ クトゥルー7巻他《 》 。
>伝説の宝玉《 》アッシュールバニパルの焔を追い求める、探検家スティーブと相棒ヤル・アリ。
盗賊たちの襲撃《 》を切り抜けつつ、焔が眠るという砂漠の廃墟を目指す。果たして、焔は実在す
るのだろうか……。神《 》
>ヒロイック・ファンタジーの始祖ハワードらしい、迫《 》力あるアクションシーンが展開。

アトラク=ナクア【神話の神々】→アトラック=ナチャを参照《 》

アトラック=ナチャ(Atlach-Nacha)【神《 》話の神々】
>アトラク=ナクアとも呼《 》ばれる。旧支配者の一柱とされる神。その姿は、人に似た頭部を持った巨 大な蜘蛛《くも》。
>ツァトゥグァと共にサイクラノーシュから飛《 》来したという。ハイパーボリア時代はヴーアミタドレス山の地下に住《 》んでいた。
>目的は不明だが、広《 》大な裂け目にひたすら巣を張り続けており、その仕事を何より優先す
る。一説には、その巣が完《 》成する時に、世界が終わるのだという。

アブホース(Abhoth)【神《 》話の神々】
>旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。不《 》浄なるものの父にして母などの異名を持
つ。神《 》
>その姿は、巨大な灰色の粘液《 》の水溜り。そこから、絶えずおぞましい姿の子供を生み出して
は、触手で捕まえて貪《むさぼ》り食うのを繰り返している。
>ハイパーボリア時代にはヴーアミタドレス山の地下に潜《 》んでいた。現在はダニッチ村の地下、あるいはドリームランドに潜《 》 んでいるという。
>テレパシーで他者と会《 》話できるが、基本的に外界には無関心。

アブドゥル・アルハザード(Abdul・Alhazared)【神《 》話の人物】
>アラブの詩《 》人(魔術師とも)。ネクロノミコンの作者。無名都市を初め、様々な忘れられた場所や忌まわしい場 所に旅し、そこで得た知《 》識を元にネクロノミコンを書いた。最後は人々の目の前で、見えない怪物に食わ れて死《 》んだという。

アリシア・Y【書《 》籍】
>出版元:茜《 》新社。刊行年:1994。著:後藤寿庵。
>日本では希少な、本格的神話漫《 》画。アーミティッジ博士(ダニッチの怪の主人公)の子孫アリシアと、悪 の魔術師ジョン・ディー博士の戦《 》いを描く。
>現在、DL siteでダウンロード版が販売《 》中。

アルハザードの遺産【書籍】→クトゥルー神話シリーズ1 アルハザードの遺産を参照《 》

アルハザードの逆襲【書籍】→クトゥルー神話シリーズ2 アルハザードの逆襲を参照《 》

暗黒神話体系シリーズ クトゥルー 1〜13【書《 》籍】
>出版元:青心社文庫《 》。刊行年:1988〜2005。著:H.P.ラヴクラフト、A.ダーレス他。編:大瀧啓裕《 》。
>ラヴクラフトや周辺作家の作品《 》を幅広く収録した作品集。

収録《 》作品一覧

  1巻《 》: 
神《 》クトゥルーの呼び声/The Call of Cthulhu(H.P.ラヴクラフト)
  破風《はふ》の窓《 》/The Gable Window(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
  アロンソ・タイパーの日《 》記/ (W.ラムリー)
神《 》ハスターの帰還/The Return of Hastur(A.ダーレス)
  無人《 》の家で発見された手記/Notebook Found in a Deserted House(R.ブロック)
  博物《 》館の恐怖/The Horror in the Museum(H.ヒールド)
  ルルイエの印《 》/The Seal of R'lyeh(A.ダーレス)
  クトゥルー神話《 》の神々(R.カーター)

  2巻《 》:
  永劫《えいごう》の探索/The Trail of Cthulhu(A.ダーレス)
  クトゥルー神《 》話の魔道書(R.カーター)

  3巻《 》:
  カルコサの住《 》民/An Inhabitant of Carcosa(A.ビアス)
  黄の印《 》/The Yellow Sign(R.W.チェンバース)
  彼方《 》からのもの/The Hunters from Beyond(C.A.スミス)
  邪神《 》の足音/The Pacer(A.ダーレス&M.スコラー)
神《 》暗黒のファラオの神殿/Face of the Black Pharaoh(R.ブロック)
  サンドウィン館《 》の怪/The Sandwin Compact(A.ダーレス)
  妖術師の帰《 》還/The Return of the Sorcerer(C.A.スミス)
  丘の夜鷹《 》/The Whippoorwills in the Hills(A.ダーレス)
神《 》銀の鍵の門を越えて/Through the Gates of the Silver Key(H.P.ラヴクラフト&E.H.プライス)神《 》

  4巻《 》:
  魔犬《 》/The Hound(H.P.ラヴクラフト)
  魔宴《 》/The Festival(H.P.ラヴクラフト) 
神《 》ウボ=サスラ/Ubbo-Sathla(C.A.スミス)
  奇形《 》/The Mannikin(R.ブロック) 
神《 》風に乗りて歩むもの/The Thing that Walked On the Wind(A.ダーレス)
神《 》七つの呪い/The Seven Geases(C.A.スミス)
神《 》黒い石/The Black Stone(R.E.ハワード)
  闇に棲《 》みつくもの/The Dweller in Darkness(A.ダーレス)
  石像の恐《 》怖/The Man of Stone(H.ヒールド)
  異次元の影《 》/The Shadow out of Space(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
  アーカムそして星《 》の世界へ/To Arkham and the Stars(F.ライバー)

  5巻《 》:
  ピーバディ家《 》の遺産/The Peabody Heritage(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
神《 》ティンダロスの猟犬/The Hounds of Tindalos(F.B.ロング)
   墓《 》はいらない/Dig Me No Grave(R.E.ハワード)
  臨終《 》の看護/The Death Watch(H.B.ケイブ)
  闇の魔《 》神/The Dark Demon(R.ブロック)
神《 》無貌《むぼう》の神/The Faceless God(R.ブロック)
  戸口の彼《 》方へ/Beyond the Thresfold(A.ダーレス)
  谷間の家《 》/The House in the Valley(A.ダーレス)
神《 》魔道士エイボン/The Door to Saturn(C.A.スミス)
  アタマウスの遺《 》言/The Testament of Athammaus(C.A.スミス)

  6巻《 》:
  恐怖の巣《 》食う橋/The Horror from the Middle Span(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
  生《 》きながらえるもの/The Survivor(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
  暗黒の儀《 》式/The Lurker at the Threshold(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)

  7巻《 》:
神《 》星から訪れたもの/The Shambler from the Stars(R.ブロック)
神《 》闇をさまようもの/The Haunter of the Dark(H.P.ラヴクラフト)
神《 》尖塔の影/The Shadow from the Steeple(R.ブロック)
神《 》永劫《えいごう》より/Out of the Eons(H.ヒールド)
神《 》アッシュールバニパルの焔《ほのお》/The Fire of Asshurbanipal(R.E.ハワード)
  セイレムの恐怖《 》/The Salem Horror(H.カットナー)
  イグの呪《 》い/The Curse of Yig(Z.ビショップ)
  閉ざされた部《 》屋/The Stuttered Room(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)

  8巻《 》:
  屋根裏部《 》屋の影/The Shadow in the Attic(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
  侵入者《 》/The Invaders(H.カットナー)
  屋根《 》の上に/The Thing on the Roof(R.E.ハワード)
  電気処《 》刑器/The Electric Excutioner(A.D.カストロ)
  潜伏《 》するもの/The Lair of Star-Spawn(A.ダーレス&M.スコラー)
  名《 》もなき末裔《まつえい》/The Nameless Offspring(C.A.スミス)
神《 》インスマウスを覆う影/The Shadow over Innsmouth(H.P.ラヴクラフト)

  9巻《 》:
  謎の浅《 》浮き彫り/Something in Wood(A.ダーレス)
  城の部屋《 》/The Room in the Castle(R.キャンベル)
  喰《 》らうものども/The Spece-Eaters(F.B.ロング)
  魔女《 》の谷/Witches' Hollow(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
  セベクの秘《 》密/Secret of Sebek(R.ブロック) 
神《 》ヒュドラ/Hydra(H.カットナー)
  闇に囁《ささや》くもの/The Whisperer in Darkness(H.P.ラヴクラフト)

  10巻《 》:
  ファルコン岬《 》の漁師/The Fisherman of Falcon Point(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
  妖術師の石《 》/The Sorcerer's Jewel(R.ブロック)
  クラーリッツの秘密《 》/The Secret of Klalitz(H.カットナー)
  クトゥルーの眷属《けんぞく》/Demons of Cthulhu(R.シルヴァーバーグ) 
神《 》グラーグのマント/The Mantle of Graag(F.ポール&H.ドクワイラー&R.A.W.ロウンデズ)
神《 》アルハザードのランプ/The Lamp of Alhazred(H.P.ラヴクラフト&A.ダーレス)
神《 》チャールズ・デクスター・ウォード事件/The Case of Charles Dexter Ward(H.P.ラヴクラフト)神《 》

  11巻《 》:
  深淵《しんえん》の恐怖/The Abyss(R.A.W.ロウンデズ)
  知《 》識を守るもの/The Warder of Lnowledge(R.F.シーライト)
  暗《 》黒の口づけ/The Black Kiss(R.ブロック&H.カットナー)
  窖《あな》に潜むもの/The Creeper in the Crypt(R.ブロック)
  狩《 》りたてるもの/The Hunt(H.カットナー)
  蛙《 》/The Frog(H.カットナー)
神《 》恐怖の山/The Horror from the Hills(F.B.ロング)

  12巻:
  アルハザードの発《 》狂/Why Abdoul AlHazred Went Mad(D.R.スミス)
  サタムプラ・ゼイロスの物《 》語/The Tale of Satampra Zeiros(C.A.スミス) 
神《 》ヒュプノス/Hypnos(H.P.ラヴクラフト)
神《 》イタカ/Ithaqua(A.ダーレス)
  首切《 》り入り江の恐怖/Terror in Cut-Throat Cove(R.ブロック)
  湖底《 》の恐怖/The Horror from the Depths(A.ダーレス&M.スコラー)
  モスケンの大渦《 》巻き/Spawn of the Maelstrom(A.ダーレス&M.スコラー)
  墳丘《ふんきゅう》の怪/The Mound(Z.ビショップ)

  13巻:
  彼方《 》からあらわれたもの/Something from Out There(A.ダーレス)
  エリック・ホウムの死《 》/The Passing of Eric Holm(A.ダーレス)
  遙かな地《 》底で/Far Below(R.B.ジョンスン)
  本を守護する者《 》/The Guardian of the Book(H.ハッセ)
  哄笑《こうしょう》する食屍鬼《しょくしき》/The Grinning Ghoul(R.ブロック)
  ブバスティスの子《 》ら/The Brood of Bubastis(R.ブロック)
  恐怖の鐘《 》/Bells of Horror(H.カットナー)
  緑の深淵《しんえん》の落とし子/Spawn of the Green Abyss(C.H.トムスン)
  深《 》きものども/The Deep Ones(J.ウェイド)
  資《 》料(大瀧啓裕)

暗黒のファラオ(Black Pharaoh)【神《 》話の神々】
>ニャルラトテップの化身の一つ。虹《 》色のローブをまとい、ファラオの冠を被った男性の姿をしている。魔女 の集会を主催するという暗黒の男(黒い肌の男性とされる)と同《 》一視されること
もある。神《 》

暗黒のファラオの神殿(Face of the Black Pharaoh)【作《 》品】
>R.ブロック著。執《 》筆年不明。収録作品集、暗黒神話体系シリーズ クトゥルー3巻。
>暗黒のファラオと呼ばれた古《 》代エジプト王、ネフレン=カの神殿を捜し求める主人公カータ
レット大尉。ある日、その場《 》所を知るという人物の訪問を受ける。半信半疑ながらも案内され
た先には、驚くべき光《 》景が……。
>ブロックらしい、エジプトのエッセンスをふんだんに盛《 》り込んだ作品。


 い

イア(Ia)【神《 》話の定型句】
>旧支配者や外なる神の儀式で、しばしば唱えられる言《 》葉。古代アクロ語で「私は空腹である」の意《 》。

イオグ=ソトト【神話の神々】→ヨグ=ソトースを参照《 》

イゴーロナク( Y’golonac)【神《 》話の神々】
>旧支配者の一柱とされる神。その姿《 》は、頭がなく、両手に口が付いた巨人。
>巨大な壁の背後から現れるが、それがどこなのかは不明。邪悪な欲望を抱く人間に囁《ささや》きか け、その望みを叶《 》えるのと引き換えに、肉体を乗っ取ってしまう。
>自分のことを知っている人間にしか、手《 》出しできない。そのため、イゴーロナクに仕える者達
はグラーキの黙示録《もくしろく》を読ませるなどの手段で、彼の存在を知らしめようとする。

イスの偉大なる種族(Great Race of Yith)【神《 》話の種族】
>四億年前、惑《 》星イスから地球に移住してきた種族。他者と精神を入れ替え、肉体を乗っ取る
能力を持つ。地球にいた頃は、円錐《えんすい》形の体に先端が鋏《はさみ》状になった触手を持つ生物の肉体に宿
っていた。神《 》
>この能力の有効《 》範囲は非常に広く、他の星や他の時代の住人にも及ぼせる。彼らはこの能
力を使って、様々な場所《 》に旅し、あるいは様々な場所から住人を連れてきて、あらゆる知識を
収集《 》した。
>五千万《 》年前、自らの滅びを予見し、遠い未来へと逃れて行った。

イシュニガラプ【神《 》話の神々】→シュブ=ニグラスを参照《 》

イタクァ(Ithaqua)【神《 》話の神々】
>旧支配者の一柱とされる神。風に乗《 》りて歩むもの、歩む死等の異名を持つ。その姿は、赤く輝く目 をした巨大な人影。足には水《 》掻きのようなものがあり、それで空中を歩くことができる。雪国で 目撃される怪物ウェンディゴと同《 》一視されることもある。
>元は惑星ボレアの南極《 》点近くに封じられていたが、現在は自由になっているという。北方地
方にしばしば姿を現し、人間《 》をさらう。さらわれた人間は世界各地の上空を連れ回された挙句《あげく》、
最後には地上に落《 》とされてしまう。
>北方にはイタクァを崇める教団が存在し、生贄《いけにえ》を捧げることもあるという。

古のもの(Elder Things)【神《 》話の種族】
>十億年前、宇宙から地球に移住してきた種族。両端が先細りになった樽《たる》形の胴体、ヒトデの
ような頭部、木の枝のように枝《 》分かれした腕、折りたたみ可能な翼を持つ。
>高い知性と技術を持ち、労《 》働力としてショゴスを創造した(一説には、ウボ=サスラを利用して)。その過程で 失敗作も生まれたが、これが人類《 》も含む地球の生物の祖先となった。
>地球各地に都市を築《 》き、その文明は一億年前に絶頂期を迎えたが、クトゥルフやミ=ゴの侵略、そし てショゴスの反乱などで徐々に衰退、地上から姿《 》を消していった。

忌まわしきクトゥルフ神話 インスマウスの影【書《 》籍】
>出版元:PHP研究所《 》。刊行年:2010。原作:H.P.ラヴクラフト。漫画:原田雅史。
>クトゥルフの呼び声と双璧を成すラヴクラフトの代表作インスマウスの影を漫画化。神《 》話研究家の森瀬繚による作品成立経 緯、作品にまつわるエピソード等の解《 》説もあり。

インスマウス(Innsmouth)【神《 》話の舞台】
>アメリカ、マサチューセッツ州《 》、マヌーゼット川の河口にある町。
>かつては繁栄した港町だったが、伝染病の流行などで衰退、現在は空き家ばかりの閑散《かんさん》とし
た街並みが広がっている。重要な産業だった金の精《 》錬所も、現在は操業停止状態。
>町民はなぜか、ほぼ全員《 》が“インスマウス面”と呼ばれる異様な容貌をしている上、ダゴン秘密教団という カルトじみた宗教に入っており、周辺住人に忌《 》み嫌われている。

インスマウスの影(The Shadow Over Innsmouth)【作《 》品】
>別タイトル、インスマウスを覆《 》う影。H.P.ラヴクラフト著。執筆時1931年。収録作品集、暗黒神話体系シリーズ クトゥルー8巻、ラヴクラフト全集1巻他《 》。
>旅の途中、インスマウスという寂《 》れた港町に立ち寄った主人公。住人たちは皆、魚を思わせる異様な 容貌をし、町《 》の中心にはダゴン秘密教団なる謎の宗教の教会が。町の歴史を調べる内に、次第に明らかに なる恐怖。それは、主人公の運命をも絡《 》め取り……。
>『クトゥルフの呼び声』と双璧《 》をなす、ラヴクラフトの代表作。

インスマウスの影【書籍】→忌まわしきクトゥルフ神話 インスマウスの影を参照《 》

インスマウスを覆う影【作品】→インスマウスの影を参照《 》


 う

ウィルマース・ファウンデーション(Wilmarth Foundation)【神《 》話の組織】
>旧支配者やその手先と戦うための組《 》織。本部はミスカトニック大学。名前の由来は、旧支配者の存在に気付き、対抗の 必要性を説いたウィルマース教《 》授(『闇に囁《ささや》くもの』の主人公)
から。神《 》
>様々な国の政府や企業の支《 》援を得ており、旧支配者の研究、および復活の阻止に大きな成果を 挙げている。1970年代の理事《 》長はウィンゲート・ピースリー教授(『時間からの影』の主人公ナサニエル・ ピースリー教授の息子)。一時、タイタス・クロウやド・マリニーも所《 》属していた。

ウェイトリー【神話の人物】→ウィルバー・ウェイトリーを参照《 》

ウィルバー・ウェイトリー(Wilbur Whateley)【神《 》話の人物】
>ダニッチ村の住人。1913年〜1928年。家族《 》は母ラヴィニアと、村人たちに魔術師と恐れられている 祖父ノアのみで、父親は姿を見《 》せたことがない。
>異常な速度で成長し、十五《 》歳になった頃には身長8フィート(約2メートル40センチ)に達して
いた。また、頭脳の方も少年離《 》れしており、祖父や近隣の図書館から魔術を学び、学者並の
知識を身に付《 》けていた。
>なぜか、いつも全身《 》を覆う装いをしており、決して他人に顔と手以外の部分を見せなかった
という。神《 》

宇宙からの色(The Colour out of Space)【作《 》品】
>H.P.ラヴクラフト著。執筆時1927年。収《 》録作品集、ラヴクラフト全集4巻他。
>アーカム西に広がる、焼け野と呼《 》ばれる荒野。その近くに住む老人ピアースは水質調査に来た主 人公に、ここに人々が近付《 》かない訳を語る。かつては豊かな農場だったのだが、奇妙な隕石 の落下をきっかけに、異変が起き始《 》めたのだという……。
>神話要素は薄《 》いが、人々が正体不明の脅威《きょうい》に翻弄《ほんろう》される様は、まさに宇宙的恐怖。

ウボ=サスラ(Ubbo-Sathla)【神《 》話の神々】
>旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。自《 》存の源などの異名でも呼ばれる。その姿は、のたうつ 巨大な原形質の塊《 》。
>地球上の全《 》ての生命を生み出した(あるいは、彼を利用して古のものが生み出した)とい う。ハイパーボリア時代は、ヴーアミタドレス山の地下《 》に潜んでいた。
>旧き神の知恵を記した石版を守《 》っているとされる(一説には旧き神から盗んだため、罰として守護者 にされたとも)。多くの魔術師がこれを得《 》ようとしたが、知られている限り、成功した例《 》はない。

ウボ=サスラ(Ubbo-Sathla)【作《 》品】
>C.A.スミス著。執筆時1933年。収《 》録作品集、暗黒神話体系シリーズ クトゥルー4巻。
>ふと入った骨董《こっとう》店で、伝説の魔《 》法文明ハイパーボリアから伝わるという水晶球を見つけた主人公。エイボンの書に記 された、ゾン・メザマレックの水《 》晶に違いない。覗《のぞ》き込むと、水晶は想像を絶する光景を映し出《 》 した……。


 え

永劫《えいごう》の探索(The Trail of Cthulhu)【作《 》品】
>A.ダーレス著。執筆時1944〜1952年。収《 》録作品集、暗黒神話体系シリーズ クトゥルー2巻。
>謎めいた人《 》物シュリュズベリイ博士の助手を務めることになった青年フェラン。それ以来、彼は不思議な夢を 見るように。博士《 》が呼び出した奇妙な生き物の背に乗って、世界を飛び回る夢。やがて彼は、 博士の双肩《そうけん》に世界の運命が懸《か》かっていることを知り……。
>神々と人類の戦いという構図は、ラムレイなどの後《 》続作家にも受け継がれた。

エイボン(Eibon)【神《 》話の人物】
>ハイパーボリア時代の高《 》名な魔術師。エイボンの書の作者。当時は邪神と恐れられていたツァトゥグァと契約を結び、魔術 の知識を得《 》たという。
>晩年、女神イホウンデーの神官たちに異端《いたん》の嫌疑をかけられ、魔法の扉で惑星サイクラノーシュへと逃《 》れ た。

エイボンの書(The Book of Eibon)【神《 》話の魔道書】
>ハイパーボリア時代の魔《 》術師エイボンによって書かれた魔道書。書かれている内容は、エイボンが崇拝《すうはい》したツァトゥグァやハイパーボリアに 関するものが多い。ネクロノミコンと対応する箇所《かしょ》もあり、邪悪かつ深遠な呪文、儀式の集大成と言《 》われ る。
>現存する物は少ないが、その内《 》の一冊がミスカトニック大学付属図書館に保管されてい
る。神《 》

エイボンの書【書籍】→クトゥルフ神話カルトブック エイボンの書を参照《 》

エンサイクロペディア・クトゥルフ【書《 》籍】
>出版元:新紀元社。刊《 》行年:2007。著:ダニエル・ハームズ。訳:坂本雅之。
>クトゥルフ神話に登場する神、種族、人物、舞台、魔道書、道具など、あらゆる用語を網羅《もうら》し た辞典。また、巻末には神話世界年表や、ネクロノミコンの歴史などの資料も掲載《けいさい》。


 お

黄金の蜂蜜《はちみつ》酒(Space-Mrad)【神話の道具】
>飲んだ者に宇《 》宙の真空に耐える力を与える、魔法の蜂蜜酒。さらに、ビヤーキーの召喚などの移動 手段があれば、宇《 》宙を旅することができる。実際には、肉体から精神を解き放つもので、精神 だけを移《 》動させるのだという。


オーガスト・ダーレス(August Derleth)【作《 》家】
>ラヴクラフトの後輩で、第一世《 》代作家の一人。シャーロック・ホームズのパスティーシュ(意図的な模倣《もほう》 作品)『ソーラー・ポンズ』シリーズでも有名。1909生〜1971没。
>十七歳の時『ウィアード・テイルズ』に『蝙蝠鐘楼』を掲載《けいさい》して小説家デビュー。この頃ラヴクラ フトの作品と出会い、感銘《 》を受けて、自身も神話作品を執筆し始める。代表的な神話作品は『永劫《えいごう》 の探索』『ハスターの帰還』『風に乗りて歩むもの』など。
>ラヴクラフトの死後、彼の作品を出《 》版するための出版社アーカムハウスを設立。また、若い作家たち に神話作品の執筆を依《 》頼することで、クトゥルフ神話の命脈を保ち続けた。現在、我々がラヴクラフトの 作品を読めるのは、彼《 》の功績によるところが大きい。
>その一方、クトゥルフ神《 》話を一般の読者にも分かりやすくするために取り入れた、旧き神や四大精霊説な どの概念は、「クトゥルフ神《 》話の宇宙的恐怖を、ありがちな善悪対立構造に貶《おとし》めた」として非 難されることもあり、その功《 》罪については、研究者の間でも意見が分かれる。

オーベット・マーシュ(Obed Marsh)【神《 》話の人物】
>インスマウス出身の商《 》船船長、ダゴン秘密教団の創始者。
>ある島の原《 》住民との貿易で大量の金を手に入れ、マーシュ家をインスマウス一の名家に引き上げた。 さらに、原住民の神を崇《あが》めれば、さらなる恩恵《おんけい》を得られると信じ、ダゴン秘密教団を設立、インスマウスの町民たちも彼 に従《 》った。
>オーベット亡き後《 》も、マーシュ家はインスマウスの指導者として君臨し続けたが、なぜか一族の人間 は、人前に姿を現《 》さなくなったという。