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か
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カウグナール・ファウグン【神話の神々】→チャウグナー・フォーンを参照
風に乗りて歩むもの/The Thing that Walked On the Wind【作品】
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>ある吹雪の夜、スティルウォーター村の住人全員が謎の失踪を遂げた。それから一年後、ノ
リス警官の前に突如、空から三人の男女が落ちてくる。彼らの一人が語る、スティルウォータ
ー事件の真相。「風の神を目の当たりにして、逃れられる者はいない……」。
>ダーレスが四大精霊説を始めて使用した作品。
カーター【神話の人物】→ランドルフ・カーターを参照
輝くトラペゾヘドロン(Shining Trapezohedrron)【神話の道具】
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>ドリームランドの北の果てにある山。凍てつく荒野のカダスという異名でも呼ばれる。その山頂には、地
球の神々が住む縞瑪瑙の城がある。
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>地球の神々は自らの住居に人が近付くのを好まず、周辺に様々な守護者を置いており、そ
こに至るのは極めて困難。
>別の説では、現実世界の南極大陸にあるとも言われる。
ガタノソア(Ghatanothoa)【神話の神々】
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>ガンタ、グタンタとも読む。旧支配者の一柱とされる神。その姿は、無数の触肢と口と感覚器官を持
つ、恐ろしい怪物。姿を見た者は全身が石になってしまう。しかも、脳だけは生きており、永遠
の苦しみを味わうことになる。
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>ユゴス星からムー大陸へと移り住み、人々に崇拝されていたが、ムー大陸の沈没と共に水底に消え
た。しかし、ガタノソアを崇める教団は現在も存在し、いつの日か神が戻ってくると信
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>ヒヤデス星団の、いずこかの星にあるという都市。郊外には、ハスターの本拠地とされるハリ湖が
広がっているという。
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>空間が歪んでおり、立ち並ぶ塔の手前を月が過ぎっていくような、異常な光景が見られる。
一説には、戯曲・黄衣の王の舞台であり、初めて上演されたのもこの都市であるという。
ガンタ【神話の神々】→ガタノソアを参照
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き
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旧支配者(Great Old Ones)【神話の概念】
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>クトゥルフ神話における、神格の一種。原文のグレート・オールド・ワンで呼ぶこともある。
>ほとんど不老不死であり、かつ人知を超えた能力の持ち主。その多くが地球外の出身であ
り、様々な理由で古代の地球を訪れ、信奉者を得て大きな勢力を誇ったが、現在はそのほと
んどが休眠状態にある。旧き神との戦いに敗れ、封印されているのだとも、単に休んでいるだけと
も言われるが、いずれにせよ、いつの日か目覚め、活動を再開すると予言されている。
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>人間のことは、せいぜい餌か道具ぐらいにしか思っていない(もしくは興味もない)が、自分
を崇める者には、魔術の知識などの恩恵をもたらすこともあるため、彼らを崇拝する人間もい
る。そういった者たちが組織した、大規模なカルト集団もあり、密かに生贄の儀式などを行ってい
るという。(クトゥルフを崇めるダゴン秘密教団などが、特に有名)
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>以下、当サイトに記載されている旧支配者一覧。
旧神【神話の概念】→旧き神を参照
狂気の山脈【書籍】→戦慄のクトゥルフ神話 狂気の山脈を参照
狂気の山脈にて(At Mountains of Madness)【作品】
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>H.P.ラヴクラフト著。執筆時1931年。収録作品集、ラヴクラフト全集4巻。
>ミスカトニック大学の探検隊隊長として、南極に向かったダイアー教授。調査中、別行動を取っていた分隊
から、未知の生物の死体を発見したとの報告が。しかし、分隊からの連絡は途絶えてしまう。
南極に秘められた、地球の知られざる歴史とは……。
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>クトゥルフ神話の壮大な宇宙年代記が、初めてその全貌を現す作品。
恐怖の山(The Horror from the Hills)【作品】
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>アジアの調査旅行から戻った、マンハッタン美術館の調査員アルマン。彼は顔を布で覆い隠
し、不気味な彫像を携えていた。彼は主任のアルジャナンに、これを破壊してくれと言い残し、
息絶える。その死に顔は、科学では説明できない変化を遂げており……。
>ラヴクラフトの掌編を場面の一つとして引用しており、ロングとの交流を伺わせる作品。
銀の鍵(Silver Key)【神話の道具】
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銀の鍵(The Silver Key)【作品】
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>H.P.ラヴクラフト著。執筆時1926年。収録作品集、ラヴクラフト全集6巻。
>ランドルフ・カーターものの一編。カーターは三十歳になった時に、夢の世界に至る能力を失ってしまい、失意に暮
れる。それから二十年後、祖父の夢を見たカーターは、家に代々伝わる銀の鍵のことを知るが…
…。
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銀の鍵の門を越えて(Through the Gates of the Silver Key)【作品】
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>ランドルフ・カーターものの一編。失踪したカーターの遺産相続についての話し合いの席で、彼を知るというインドの
賢者チャンドラプトゥラ師は、驚くべき話を始める。カーターは人知を超えた体験を経て、遠い時空
へ旅立ったのだと……。
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>後にラムレイのタイタス・クロウシリーズに引き継がれた設定も登場する。
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く
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クタート・アクアディンゲン【神話の魔道書】→水神クタアトを参照
グタンタ【神話の神々】→ガタノソアを参照
クトーニアン(Cthonians)【神話の種族】
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>地底を自在に行き来する種族。目のないイカのような姿をしている。
>一族の長老であるシュド=メルに率いられている。かつてはシュド=メルともども、アフリカの遺跡グハーンに封
印されていたが、現在は解放されている。
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>テレパシーで他者を操る、地震を引き起こすといった能力を持つ。寿命が長い分、繁殖力は
低く、そのため卵(球体の鉱物に見える)を守ることに熱心であり、万が一持ち去られるような
ことがあれば、地球の反対側までも追ってくる。
>唯一の弱点は水であり、そのため水辺には近寄れない。
>旧支配者の一柱とされる神。その姿は空中に浮かぶ、巨大な炎の塊。四十五億年前の、まだ炎に
包まれていた頃の地球を訪れている。現在は恒星フォーマルハウトか、その近くの恒星コル
ヴァズに住んでいる。
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>フォーマルハウトが地平線上にある時に、ある呪文を唱えると、地球に召喚することができ
る。四大精霊説によれば、ニャルラトテップと敵対すると言われ、しばしば彼に対抗するために召喚されるが、無数の
炎の精を引き連れて現れ、周囲の全てを焼き尽くしてしまうので、注意が必要である。
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クトゥルー【神話の神々】→クトゥルフを参照
クトゥルー【書籍】→暗黒神話体系シリーズ クトゥルーを参照
>出版元:学習研究社。刊行年:1944。著:菊地秀行、佐野史朗他。
>初の日本人作家による神話作品集。日本を代表する神話作家の一人菊地秀行や、テレビ
ドラマ版インスマウスの影で主役を務めた俳優佐野史郎など、日本各界の神話ファンたちが作品を寄せてい
る。
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クトゥルー神話シリーズ1 アルハザードの遺産【書籍】
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>出版元:青心社文庫。刊行年:1994。著:新熊昇
>史実と魔法が入り乱れる幻想の歴史を舞台に、悪の魔術師アルハザードと彼の野望に立ち向かう
人々の、奇想天外な魔法対決を描く。スピーディな展開と、コミック原作者らしい派手で華麗な
ビジュアルイメージが秀逸。
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クトゥルー神話シリーズ2 アルハザードの逆襲【書籍】
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>出版元:青心社文庫。刊行年:1995。著:新熊昇
>『アルハザードの遺産』の続編(ただし、先に読んでも支障はない)。暗躍を再開したアルハザード。バ
グダッドの都を盗み取り、伝説の迷宮を開け放ち……果たして彼の目的とは? 表題作では
アルハザード誕生の秘密を描く。
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クトゥルー神話の本 恐怖作家ラヴクラフトと暗黒の宇宙神話入門【書籍】
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>出版元:学習研究社。刊行年:2007。
>神話の解説書。神智学などの実在の神秘主義と神話作品の比較、ラヴクラフトの故郷プロヴィデン
スを探訪して彼のルーツを探るなど、独特のアプローチ。また、クトゥルフやルルイエなどの美麗なイラスト
の数々も一見の価値あり。
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クトゥルーの呼び声【作品】→クトゥルフの呼び声を参照
>クトゥルー、トゥールー、ク・リトル・リトルとも呼ぶ。旧支配者の一柱とされる神。大いなるクトゥルフ
などの異名を持つ。その姿は、タコのような頭部に、コウモリのような翼を持つ巨人。姿を変え
ることもできるという。
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>三億五千万年前、眷属と共に地球に降り立ち、当時の地球を支配していた古のものと戦争を繰り
広げた。その結果、太平洋に浮かぶ大陸を領地として確保したが、後に大陸は海に沈み、ク
トゥルフも首都ルルイエで眠りについた。
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>しかし、眷属や信者たちは、クトゥルフ復活を目指して、世界中で暗躍を続けている。その
ためか、ルルイエは歴史上幾度か一時的に海から浮上、その度にクトゥルフのテレパシーが世界中
に送信され、多くの人間を狂気に陥らせた。
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>出版元:PHP研究所。刊行年:2008。監:佐藤俊之。編:レッカ社。
>神話の解説書。神話の神々や種族、魔道書などのキーワードを、豊富なイラスト入りで解
説。入門書というスタンスで、情報量は控えめだが、重要なポイントはしっかり押さえてある。価
格も手頃で、クトゥルフ神話に初めて触れるという人にお勧め。
クトゥルフ神話カルトブック エイボンの書【書籍】
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>出版元:新紀元社。刊行年:2008。著:C.A.スミス、L.カーター他。編:R.M.プライス。訳:坂本雅
之、中山てい子、立花圭一。
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クトゥルフ神話ガイドブック 20世紀の恐怖神話【書籍】
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>出版元:新紀元社。刊行年:2004。著:朱鷺田祐介
>神話の解説書。ラヴクラフトから始まる神話の系譜を、作家ごとに丁寧に解説。解説の必要上、作品の
ストーリーもある程度は明かしているので、未読の人は注意。日本の神話作品にも重点を置
いているのが特徴。
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>出版元:エンターブレイン。刊行年:2004。著:S.ピーターセン、R.ウィリス他。訳:中山て
い子、坂本雅之、大瀧啓祐(小説『クトゥルフの呼び声』)。
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>クトゥルフ神話の世界を舞台にしたTRPG(サイコロ、マークシート、会話を用いて進行するア
ナログ式ロールプレイングゲーム)のルールブック。恐怖のあまり、狂気に陥る主人公を再現
した「正気度ルール」が特徴的。
クトゥルフ神話TRPGリプレイ みなせゼミの名状しがたき夏休み【書籍】
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>出版元:新紀元社。刊行年:2010。著:内山靖二郎。
>『クトゥルフ神話TRPG』のリプレイ(ゲームのプレイ記録を元にした台本風小説)。民俗学者水瀬先生とその仲
間達が、伝承の裏に隠された恐怖の真実を解き明かす。『クトゥルフ神話TRPG』のルールを、実例を交えて解
説しているので、入門書としても最適。
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クトゥルフ神話TRPGリプレイ るるいえあんてぃーく【書籍】
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>出版元:エンターブレイン。刊行年:2009。著:内山靖二郎。
>『クトゥルフ神話TRPG』のリプレイ(ゲームのプレイ記録を元にした台本風小説)。謎の骨董店るるいえ堂に集う
面々が遭遇する、奇怪な事件を描く。『クトゥルフ神話TRPG』のルールを、実例を交えて解説しているので、入門書
としても最適。
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クトゥルフ神話TRPGリプレイ るるいえはいすくーる【書籍】
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>出版元:エンターブレイン。刊行年:2010。著:内山靖二郎。
>『クトゥルフ神話TRPG』のリプレイ(ゲームのプレイ記録を元にした台本風小説)。るるいえあんてぃーくの続編。舞台を御津門学園に
移し、るるいえ堂の面々のさらなる活躍を描く。JホラーやB級ホラーなどの他ジャンルと、宇宙的恐怖
の融合の試みが目新しい。
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>出版元:エンターブレイン。刊行年:2005。著:坂本雅之、坂東真紅郎、内山靖二郎他。
>1920〜30年代の日本(昭和初期)を舞台にしてプレイするための『クトゥルフ神話TRPG』追加データ集(これ単
体ではプレイできないので注意)。当時の社会、文化の解説の他、特高警官など、この時代な
らではの新職業も追加されている。
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クトゥルフと帝国リプレイ 白無垢の仮面【書籍】
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>出版元:新紀元社。刊行年:2006。著:内山靖二郎。
>『クトゥルフ神話TRPG』のリプレイ(ゲームのプレイ記録を元にした台本風小説)。追加データ集『クトゥルフと帝国』も用い
て、昭和初期の日本を舞台に設定。謎の組織、佐比売党の陰謀に立ち向かう探索者たちの冒険
を描く。
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>出版元:PHP研究所。刊行年:2011。原作:H.P.ラヴクラフト。漫画:宮崎陽介 原田雅史。
>旧支配者の定義が明確化され、怪異と現代文明の対立構造が明示された重要な作品ダニッチの怪を漫画
化。神話研究家の東雅夫による作品解説もあり。
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クトゥルフの呼び声(The Call of Cthulhu)【作品】
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>悪夢に触発されて、おぞましい像を彫り続ける芸術家、湿地帯で忌まわしい儀式を繰り広げる
カルト集団、そして南太平洋で起きた遭難事故。ばらばらに見える事象の数々は、やがて一つの
大いなる恐怖へと繋がっていく……。
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>クトゥルフ神話の始まりにして根幹をなす作品。
クトゥルフの呼び声【書籍】→邪神伝説 クトゥルフの呼び声を参照
>旧支配者の一柱とされる神。背中を長い棘で覆われ、先端に目が付いた三本の茎状組織を持つ
アンコウのような姿をしている。
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>ユゴス、シャッガイなどの惑星を隕石に乗って渡り歩き、現在はイギリスのブリチェスター北部に
ある湖に潜んでいる。
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>夢を通して人々を誘き寄せ、背中から生えた棘を刺そうとする。棘からは特殊な物質が分
泌されており、犠牲者を忠実なゾンビに変えてしまう。刺された場所には、赤い網状の痕が残
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グラーキの黙示録(Revelations of Glaaki)【神話の魔道書】
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>全十一巻から成る魔道書。イギリスのブリチェスター付近に住んでいた、様々な教団のメン
バーによって書かれた。
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>幻の十二巻目が存在するという噂もあるが、それを目にした者には、恐ろしい運命が降り
掛かるという。
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クラーク・アシュトン・スミス(Clark Ashton Smith)【作家】
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>詩人、小説家。画家、彫刻家としても知られる。ラヴクラフトの同僚で、第一世代作家の一人。1893
生〜1961没。
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>元々は詩人としての色合いが濃かったが、詩集に目を留めたラヴクラフトが手紙を送ったことから交
流が始まり、ウィアード・テイルズ誌に神話作品を寄せるようになった。ラヴクラフト、ハワードと並び、同誌の
三大作家の一人に数えられる。
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>架空の古代文明ハイパーボリアを舞台にしたシリーズに神話要素を取り入れ、神話作品の中でもファン
タジー色の強い独自路線を確立した。代表的な神話作品は『魔道士エイボン』
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ク・リトル・リトル【神話の神々】→クトゥルフを参照
グレート・オールド・ワン【神話の概念】→旧支配者を参照
クロウ【神話の人物】→タイタス・クロウを参照
黒い石(The Black Stone)【作品】
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>不吉な噂が付きまとう書物、無名祭祀書を入手した主人公。そこに書かれた黒の碑の伝承に惹
かれ、シュトレゴイカバール村を訪れる。かつてこの村には、邪教を信仰する異民族が住んで
おり、黒の碑は彼らが築いた物らしいが……。
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黒の碑【作品】→黒い石を参照
>広大な地底世界。地上とは地下通路を通して繋がっている。
>住人たちは一見、ネイティブアメリカンのように見えるが、テレパシーや肉体の非物質化など
の特殊能力を持っている。技術水準も地上より高く、首都のツァスを中心に優れた、しかしや
や退廃的な文明を築いている。
>さらに下方には、ツァトゥグァの現在の本拠地である、暗黒世界ンカイが広がっている。
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こ
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黄衣の王(The King in Yellow)【神話の魔道書】
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>その幻惑的な内容から、読む者を狂わせてしまうとされる戯曲集。その筋書きには諸説あ
りはっきりとしないが、作中に登場する黄衣の王なる人物は、一説にはハスターの化身であるとい
う。彼は黄色い外套と蒼白の仮面という姿で現れ、人々を翻弄する。
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