作家

オーガスト・ダーレス(August Derleth)【 家】
ラヴクラフトの後輩で、第一 代作家の一人。シャーロック・ホームズのパスティーシュ(意図的な模倣もほう 作品)『ソーラー・ポンズ』シリーズでも有名。1909生〜1971没。
十七歳の時『ウィアード・テイルズ』に『蝙蝠鐘楼』を掲載けいさいして小説家デビュー。この頃ラヴクラ フトの作品と出会い、感銘 を受けて、自身も神話作品を執筆し始める。代表的な神話作品は永劫えいごう の探索』『ハスターの帰還』『風に乗りて歩むものなど。
ラヴクラフトの死後、彼の作品を 版するための出版社アーカムハウスを設立。また、若い作家たち に神話作品の執筆を 頼することで、クトゥルフ神話の命脈を保ち続けた。現在、我々がラヴクラフト 作品を読めるのは、 の功績によるところが大きい。
その一方、クトゥルフ 話を一般の読者にも分かりやすくするために取り入れた、旧き神四大精霊説 どの概念は、「クトゥルフ 話の宇宙的恐怖を、ありがちな善悪対立構造におとしめた」として非 難されることもあり、その 罪については、研究者の間でも意見が分かれる。

クラーク・アシュトン・スミス(Clark Ashton Smith)【 家】
詩人、小説家。 家、彫刻家としても知られる。ラヴクラフトの同僚で、第一世代作家の一人。1893 生〜1961 
元々は 人としての色合いが濃かったが、詩集に目を留めたラヴクラフトが手紙を送ったことから交 流が まり、ウィアード・テイルズ誌に神話作品を寄せるようになった。ラヴクラフトハワードと並び、同誌の 三大作家の一人に えられる。
架空の 代文明ハイパーボリアを舞台にしたシリーズに神話要素を取り入れ、神話作品の中でもファン タジー色の強い独 路線を確立した。代表的な神話作 魔道士エイボン
七つの呪い』『ウボ・サスラなど。 

スミス【作家】クラーク・アシュトン・スミスを参 

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)【 家】
小説家、詩 。クトゥルフ神話の始祖。1890生〜1937没。
ファンタジー、ホラー小説 全体でも巨匠の一人に数えられるが、その先進的すぎる作風の
せいか、生前は 遇だった。しかし、一部の作家仲間や読者には、当時からすでに高く評 
れていた。 
アメリカ合衆 ロードアイランド州プロヴィデンスに生まれる。祖父の影響を受け、幼少から
読書を む。この時読んだエドガー・アラン・ポーやロード・ダンセイニ(アイルランドの小説家)
に強い影響を け、自身も小説を執筆するようになる。
1923年、ファンタジー・ホラー 説専門雑誌『ウィアード・テイルズ』にダゴンなど五編を送り、 全て採用される。これが 質的な小説家デビューとなった。以後、同誌を中心にクトゥルフの呼び声などの代 表作を発 していく。また、多くの作家仲間や読者と文通し、ここからクトゥルフ神話の輪が  がっていった。
1924年、 芸サークルで知り合ったソーニャ・ハフト・グリーンと結婚し、ニューヨークに移り 住んだが、結婚 活は長続きせず、やがてプロヴィデンスに一人戻り、後に離婚。
1937年、、腸癌ちょうがんわずらい、四十七歳で死去。
以下、 的な神話作品(執筆年順)。
ダゴン』『ナイアルラトホテップ』『セレファイス』『無名都 』『クトゥルフの呼び声』『ピックマンのモデル』『銀の鍵』『未知なるカダスを夢に求めて』『チャールズ・ウォードの奇怪な事件 
宇宙からの色』『ダニッチの怪』『闇にささやくもの』『インスマウスの影』『狂気の山脈にて』『銀の鍵の門を越えて』『時間からの影』『闇をさまようもの 

フランク・ベルナップ・ロング(Frank Belknap Long)【 家】
小説家。ラヴクラフトの後輩で、第一世代作 の一人。神話作品以外では、SFやスーパーマンなど コミックの原作も手がける。1903生〜1994 
『ウィアード・テイルズ』に『The Desert Lich』(未 )を発表して小説家デビュー。ラヴクラフトとはアマ チュア時代から親交があり、公 に渡って彼の弟分的存在であった。ラヴクラフト以外で初めて神話作 品を執 
彼の没後も同 で長く活躍し、生けるウィアード・テイルズと呼ばれる。
代表 恐怖の山』『ティンダロスの猟犬など。

ハワード【作家】ロバート・E・ハワードを参 

ブロック【作家】ロバート・ブロックを参 

ラヴクラフト【作家】ハワード・フィリップス・ラヴクラフトを参 

ロバート・ブロック(Robert Albert Bloch)【 家】
小説家。ラヴクラフトの後輩で、 一世代作家の一人。1917生〜1994没。代表作『サイコ』はサイコ・ サスペンスの元祖であり、ヒッチコック監督により 画化された。
ラヴクラフトの熱烈なファンであり、ファンレターの 事をもらったことから作家を志す。十七歳の時 『ウィアード・テイルズ』に『僧院での饗宴』が掲載けいさいされ、小説家デビュー。
エジプト文明に関心が強く、自らの 味を生かした作品が多い。代表的な神話作品は暗黒のファラオの神殿 星から訪れたもの』『尖塔の影など。 
デビュー後もラヴクラフトとの親交は き、自分の作品にお互いをモデルにした主人公を登場させ、 怪物に殺させて遊んだというエピソードは 名。
ラヴクラフトの死後、しばらく神話作品から れていたが、1979年、沈黙を破り長編アーカム計画を発 した。

ロバート・E・ハワード(Robert Ervin Howard)【 家】
小説家。ラヴクラフトの同 で、第一世代作家の一人。1906生〜1936没。
1925年『ウィアード・テイルズ』で 説家デビュー。多彩なジャンルの作品を精力的に手がけ
た。特に『英雄コナン』シリーズはヒロイック・ファンタジーの 祖とされ、後にシュワルツェネッ
ガー主演で映画 された。
ラヴクラフトが彼の作品に 場する蛇人間を借りたことがきっかけで、神話作品を書くようになった。 代表的な神話作 黒い石』『アッシュールバニパルのほのおなど。
1936年にピストル自殺を遂げ(母親が危篤きとく状態におちいったためと言われる)、三十歳の若さで生 涯を終える。ラヴクラフトも彼の死を深くいたんだという。

ロング【作家】フランク・ベルナップ・ロングを参