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神話の神々
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>旧支配者の一柱とされる神。迷路の神等の異名を持つ。その姿は、無数の足と目を持つ、巨
>イギリスのキャムサイドの地下にある迷宮に住んでいるが、空間を捻じ曲げて、他の場所
>遭遇した人間に、テレパシーで従者になるかどうか尋ねる。拒否すると踏み潰され、受け容れ
れば雛を植え付けられる。そして肉体を食い破られ、結局死ぬことになる。
>雛を取り除く方法もあるが、アイホートの怒りを買う危険があるという。
アザゾース【神話の神々】→アザトースを参照
アザグ=トース【神話の神々】→アザトースを参照
アザトース(Azathoth)【神話の神々】
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>アザゾース、アザグ=トース、アザトートとも呼ばれる。旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。
盲目にして白痴の魔王、沸騰する混沌の核などの異名を持つ。その姿は無形の混沌の集合体。
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>異名の通り知性を持っていない。旧き神との戦いで失ったとも、元から持っていなかったとも言
われる。旧支配者や外なる神の中でも最高神に位置付けられ、一説には宇宙を創造し、いつか破壊する存
在とされる。
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>宇宙の中心にある宮廷に座しており、その場から動くことは滅多にないが、代行者であるニャルラトテップ
が、その望みを叶えるべく暗躍する。
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アザトート【神話の神々】→アザトースを参照
アトラク=ナクア【神話の神々】→アトラック=ナチャを参照
アトラック=ナチャ(Atlach-Nacha)【神話の神々】
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>アトラク=ナクアとも呼ばれる。旧支配者の一柱とされる神。その姿は、人に似た頭部を持った巨
大な蜘蛛。
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>ツァトゥグァと共にサイクラノーシュから飛来したという。ハイパーボリア時代はヴーアミタドレス山の地下に住んでいた。
>目的は不明だが、広大な裂け目にひたすら巣を張り続けており、その仕事を何より優先す
る。一説には、その巣が完成する時に、世界が終わるのだという。
>旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。不浄なるものの父にして母などの異名を持
>その姿は、巨大な灰色の粘液の水溜り。そこから、絶えずおぞましい姿の子供を生み出して
は、触手で捕まえて貪り食うのを繰り返している。
>テレパシーで他者と会話できるが、基本的に外界には無関心。
暗黒のファラオ(Black Pharaoh)【神話の神々】
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>ニャルラトテップの化身の一つ。虹色のローブをまとい、ファラオの冠を被った男性の姿をしている。魔女
の集会を主催するという暗黒の男(黒い肌の男性とされる)と同一視されること
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イオグ=ソトト【神話の神々】→ヨグ=ソトースを参照
イゴーロナク( Y’golonac)【神話の神々】
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>旧支配者の一柱とされる神。その姿は、頭がなく、両手に口が付いた巨人。
>巨大な壁の背後から現れるが、それがどこなのかは不明。邪悪な欲望を抱く人間に囁きか
け、その望みを叶えるのと引き換えに、肉体を乗っ取ってしまう。
>自分のことを知っている人間にしか、手出しできない。そのため、イゴーロナクに仕える者達
はグラーキの黙示録を読ませるなどの手段で、彼の存在を知らしめようとする。
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イシュニガラプ【神話の神々】→シュブ=ニグラスを参照
>旧支配者の一柱とされる神。風に乗りて歩むもの、歩む死等の異名を持つ。その姿は、赤く輝く目
をした巨大な人影。足には水掻きのようなものがあり、それで空中を歩くことができる。雪国で
目撃される怪物ウェンディゴと同一視されることもある。
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>元は惑星ボレアの南極点近くに封じられていたが、現在は自由になっているという。北方地
方にしばしば姿を現し、人間をさらう。さらわれた人間は世界各地の上空を連れ回された挙句、
最後には地上に落とされてしまう。
>北方にはイタクァを崇める教団が存在し、生贄を捧げることもあるという。
ウボ=サスラ(Ubbo-Sathla)【神話の神々】
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>旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。自存の源などの異名でも呼ばれる。その姿は、のたうつ
巨大な原形質の塊。
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>地球上の全ての生命を生み出した(あるいは、彼を利用して古のものが生み出した)とい
う。ハイパーボリア時代は、ヴーアミタドレス山の地下に潜んでいた。
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>旧き神の知恵を記した石版を守っているとされる(一説には旧き神から盗んだため、罰として守護者
にされたとも)。多くの魔術師がこれを得ようとしたが、知られている限り、成功した例はない。
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カウグナール・ファウグン【神話の神々】→チャウグナー・フォーンを参照
ガタノソア(Ghatanothoa)【神話の神々】
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>ガンタ、グタンタとも読む。旧支配者の一柱とされる神。その姿は、無数の触肢と口と感覚器官を持
つ、恐ろしい怪物。姿を見た者は全身が石になってしまう。しかも、脳だけは生きており、永遠
の苦しみを味わうことになる。
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>ユゴス星からムー大陸へと移り住み、人々に崇拝されていたが、ムー大陸の沈没と共に水底に消え
た。しかし、ガタノソアを崇める教団は現在も存在し、いつの日か神が戻ってくると信
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ガンタ【神話の神々】→ガタノソアを参照
グタンタ【神話の神々】→ガタノソアを参照
>旧支配者の一柱とされる神。その姿は空中に浮かぶ、巨大な炎の塊。四十五億年前の、まだ炎に
包まれていた頃の地球を訪れている。現在は恒星フォーマルハウトか、その近くの恒星コル
ヴァズに住んでいる。
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>フォーマルハウトが地平線上にある時に、ある呪文を唱えると、地球に召喚することができ
る。四大精霊説によれば、ニャルラトテップと敵対すると言われ、しばしば彼に対抗するために召喚されるが、無数の
炎の精を引き連れて現れ、周囲の全てを焼き尽くしてしまうので、注意が必要である。
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クトゥルー【神話の神々】→クトゥルフを参照
>クトゥルー、トゥールー、ク・リトル・リトルとも呼ぶ。旧支配者の一柱とされる神。大いなるクトゥルフ
などの異名を持つ。その姿は、タコのような頭部に、コウモリのような翼を持つ巨人。姿を変え
ることもできるという。
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>三億五千万年前、眷属と共に地球に降り立ち、当時の地球を支配していた古のものと戦争を繰り
広げた。その結果、太平洋に浮かぶ大陸を領地として確保したが、後に大陸は海に沈み、ク
トゥルフも首都ルルイエで眠りについた。
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>しかし、眷属や信者たちは、クトゥルフ復活を目指して、世界中で暗躍を続けている。その
ためか、ルルイエは歴史上幾度か一時的に海から浮上、その度にクトゥルフのテレパシーが世界中
に送信され、多くの人間を狂気に陥らせた。
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>旧支配者の一柱とされる神。背中を長い棘で覆われ、先端に目が付いた三本の茎状組織を持つ
アンコウのような姿をしている。
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>ユゴス、シャッガイなどの惑星を隕石に乗って渡り歩き、現在はイギリスのブリチェスター北部に
ある湖に潜んでいる。
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>夢を通して人々を誘き寄せ、背中から生えた棘を刺そうとする。棘からは特殊な物質が分
泌されており、犠牲者を忠実なゾンビに変えてしまう。刺された場所には、赤い網状の痕が残
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ク・リトル・リトル【神話の神々】→クトゥルフを参照
シャダム=エル【神話の神々】→シュド=メルを参照
シュド=メル(Shudde-M'ell)【神話の神々】
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>かつては一族共々、アフリカの遺跡グハーンに封印されていたが、現在は解放されている。
一族を率いて地底を行き来し、クトゥルフの復活を目論んでいる。
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シュブ=ニグラス(Shub-Niggurath)【神話の神々】
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>シュプニクラート、イシュニガラブとも呼ぶ。旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。千の仔を孕
みし森の黒山羊などの異名を持つ。その姿は、ひづめのある足や巻きひげが出入りする、巨
大な雲状の塊。
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>豊穣の女神とされ、生贄の血と引き換えに、豊作と多産をもたらすという。神話の神々の中でも、
最も多くの信者を持つとされるが、その割に実態はあまり知られていない。
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シュプニクラート【神話の神々】→シュブ=ニグラスを参照
ズシャコン(Zuchequon)【神話の神々】
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>ズ・チェ・クォンとも呼ぶ。旧支配者の一柱とされる神。暗く静かなるもの等の異名を持つ。ウボ=サスラの子
供だという。神
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>特殊な鐘の音色によって召喚される。出現すると同時に、周囲を完全な闇に閉ざすため、姿
は知られていない。一説には、この闇がズシャコンそのものだという。
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>彼がもたらした闇に包まれると、目に強烈な痛みを覚え、ついには痛みから逃れようと、自
ら目を抉り出してしまう。
>旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。ヴェールを剥ぎ取るものなどの異名を持つ。その姿は不
明だが、彼を再現した不完全な像は、半球体や棒を複雑に組み合わせた物体。
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>普段は異次元に潜んでいるが、ある儀式によって召喚することができる。彼は召喚した者
に、宇宙の本質を見せてくれる。異名にあるヴェールとは、人間の視覚のことである。
>儀式は彼の姿を見なくて済むよう、暗闇で行わなければならない。もし彼の姿を目にすると、
そのあまりの奇怪さに、たちまち発狂してしまうという。
チャウグナー・フォーン(Chaugnar Faugn)【神話の神々】
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>カウグナール・ファウグンとも呼ぶ。旧支配者の一柱とされる神。その姿は、象のような頭部を持つ
人間。
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>普段は石像のように静止しており、生贄を食べる時だけ動く。太古に宇宙から地球に降り立
ち、眷属であるミリ・ニグリを創造した。彼らは原始人と交わり、その混血の子孫がチョー=チョー人になった。
神
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>兄弟と呼ばれる存在がおり、彼らはピレネー山に潜んでいる。
ツァール【神話の神々】→ツァールとロイガーを参照
ツァールとロイガー(Zhar&Lloigor)【神話の神々】
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>旧支配者の一柱とされる双子の神。星間宇宙を歩むものなどの異名で呼ばれる。その姿は、緑の
目と無数の触手を持つ肉塊だが、その体を自在にばらばらにすることもできる。
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>太古に、アークツルスから地球に降り立った。現在はミャンマー奥地にある都市アラオザル
の地下で、住人のチョー=チョー人たちに崇拝されている。
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>召喚に応えて、遠く離れた場所に現れることもある。大抵は召喚者の敵を襲うためであり、
その場合、彼らは恐るべき暗殺者と化す。
ツァトゥグァ(Tsathoggua)【神話の神々】
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>サドグイ、ゾタクアとも呼ばれる。旧支配者の一柱とされる神。聖なるヒキガエルなどの異名を持
つ。コウモリのような耳を持ち、柔毛に覆われた巨大な蛙のような姿をしている。
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>太古にサイクラノーシュから地球に降り立ち、ハイパーボリア時代はヴーアミタドレス山の地下に住んでいた。現在は
暗黒世界ンカイに住んでいるとされる。彼への信仰は、邪教と排斥されたこともあれば、逆に多くの
信者を獲得したこともある。
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>怠惰な性格で、ほとんどの時間をまどろんで過ごしている。他の神々に比べれば悪意はない
方だが、それでも危険な存在には違いない。空腹の時に遭遇すれば、あっさり食べられてしまう
かもしれない。神
>その一方、義理堅い面もあり、ハイパーボリア時代の魔術師エイボンに対しては、崇拝の見返りに魔術の知識などを
授けたという。
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ニャルラトテップ(Nyarlathotep)【神話の神々】
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>ナイアーラトテップ、ナイアルラトホテップとも呼ぶ。旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。強壮
なる使者、這い寄る混沌などの異名を持つ。暗黒のファラオ、無貌の神、闇をさまようものなど、無数の異なる姿を持つが、真の姿
は有毒の黄ばんだ粘体であるという。
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>宇宙の果ての星シャールノスの宮殿か、七つの太陽の世界(北斗七星?)に住んでいるとさ
れる。また、ドリームランドに滞在していることもある。
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>アザトースたち外なる神の代行者とされ、その望みを叶えるべく暗躍しているという。また、人間と直接会
話ができるという極めて稀な神であり、他の神と信者の仲介をすることもある。彼自身を崇め
る教団も多い。
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>彼はしばしば気に入った人間に、魔術や技術などを授けるが、受け取った人間はほとんど
の場合、贈り物を制御できずに自滅する。こうした行為は、彼の悪趣味な暇つぶしなのかもし
れない。原子爆弾も彼からの“贈り物”なのだという。
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>旧き神の一柱とされる神。大いなる深淵の大帝などの異名を持つ。片手にオークでできた杖を持
ち、空想的な獣が引く貝殻の戦車に乗った老人の姿をしている。夜鬼たちを統率す
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>太古に地球を訪れたが、旧支配者たちとの戦いの後、遠い未来に旅立ったという(旧支配者の再封印の
ためか?)。現在は旧き神の本拠地であるベテルギウスか、ドリームランドに住んでいるとされる。
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>ハストゥール、アサター、ザスターとも呼ぶ。旧支配者の一柱とされる神。名状し難きものなどの異
名を持つ。その姿については諸説あり、触手で覆われた巨大な二足のトカゲとも、眼には見え
ないとも言われる。一説には、シュブ=ニグラスの夫だという。
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>ヒヤデス散開星団内に存在する都市カルコサ、その郊外のハリ湖に潜んでいると言われる。アル
デバランが空に見える時に儀式を行えば、地球に召喚することもできる。
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>カルコサを舞台にした戯曲集・黄衣の王には、同名の人物が登場するが、一説にはハスターの化身であ
るという。
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>ビヤーキーを眷属として従える。また、人間の信者も多い。四大精霊説によれば、クトゥルフと敵対関係にあると言わ
れ、しばしば抗争が発生する。
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膨れ女(Bloated Woman)【神話の神々】
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>ニャルラトテップの化身の一つ。五つの口と無数の触手を持つ、巨大な女性の姿をしている。魔力を秘め
た黒い扇で正体を隠し、人々を罠にかける。中国で密かに崇拝されている。
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無貌の神(The Faceless God)【神話の神々】 |
>ニャルラトテップの化身の一つ。顔のないスフィンクスのような姿をしている。古代のエジプトに現れ、彼を
崇拝する人々がその彫像を残した。彫像は単なるシンボルではなく、ニャルラトテップの意志を宿している。
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闇に棲みつくもの(Dweller in Darkness)【神話の神々】
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>ニャルラトテップの化身の一つ。腕の代わりに触手を持ち、顔のない人間のような姿をしている。二体の
フルート奏者を引き連れて現れる。姿を自在に変えることができ、特定の人物に成り済ますこ
ともできる。神
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闇をさまようもの(Haunter of the Dark)【神話の神々】
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>彼に襲われた者は、ショック死のように見えることもあれば、頭蓋骨に穴が開いている場合
もある。しかし、どのようにしてそれを成すのかは不明。また、人間の精神に干渉し、肉体を乗
っ取ることもできる。神
>光に極端に弱く、暗闇の中でしか行動できない。
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ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)【神話の神々】
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>ヨグ=ソトホート、イオグ=ソトトとも呼ばれる。旧支配者、あるいは外なる神の一柱とされる神。戸口に潜
むもの、一にして全、全にして一などの異名で呼ばれる。その姿は虹色に輝く無数の球体。球
体は絶えず分裂、融合を繰り返している。
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>あらゆる時間と空間に隣接する存在であり、時空を飛び越える門を開く力を持つ(あるいは、
彼自身が門の役割を果たすのだとも)。このため、異界への旅行手段を求める魔術師などに
召喚される。彼の召喚には、よく石の塔や環状列石が用いられる。
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