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02.12.2009

口調バトン 3日目

こつこつ。
ノックの音に顔を上げた。ドア前に立つ気配、ノックの仕方で誰かはすぐに解る。
「開いてっぞ。」
「失礼します。」
入ってきたのは予想通りの骸だ。だがしかし自分が呼んだのは風紀財団財団長。
「どうしてお前が来たんだ?骸。オレはヒバリを指名したはずだがな。」
「仕方ないでしょう、雲雀は忙しいんです。」
こう言う時には『恭弥君』とは言いやがらない。なかなかに可愛いことをする。

そう言えば先日蚊がいた時にぶっ放して警報がなった時、無言のメッセージがあった。
一応、ボンゴレ本部で警報が鳴れば風紀財団の方にも連絡が行く。それに対しての苦情だが一方的なものだった。通話の際に光るボタンを使ってのモールス。
『お静かに』
たった一言だ。だがそれで苦言を呈したのはヒバリではなく骸と解った。

「仕方ねぇな。まあ必要な物を持ってきたならいいぜ。」
「勿論ですよ。」
わざわざ出したオレの手を無視して机の上に置きやがる。本当に可愛いことをする。
だがこれは本来ならダメツナが受けるべき報告なのだが、留守である以上、仕方がない。
目を通していると、骸の視線がふと壁に移動した。
そいつの視線の先は。
「…弾痕…ですよね?」
「ん?」
「もしかして、先日の警報は貴方ですか?」
「何だ、オレだと知らねぇで静かにしろと言いやがったのか?」
「…ここは煩いですからねぇ。壁を手でぶち抜いて見せたり、爆弾を無遠慮に投げるのもいますし?」
「は!違いねぇ。でもまあどいつもヒバリの破壊行動には負けるぞ。アイツが暴れたらこの屋敷は半壊だぜ。」
それにむっとしたらしい骸を見ると、撫で回したくなる。
何がこいつをこんなに可愛くしたのか…なんて言うまでもなく、オレも気に入りのあの小鳥なのだが。

其処で偶然目に付いたのは。
「ああ、まだいやがるのか。」
骸が反応するよりも早く懐から取り出したのは愛銃。当然迷いなくぶっ放す。
「…ッ!」
「悪いな。あん時と一緒だ。居たんだぞ、あれが。」
「…あ、あれとは?」
「蚊だ。」
そして当然の如く、鳴り響く警報。
何時ぞやの夜の再来だ。

そん時の骸の顔は見ものだったぜ。


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そうなの!また今日も蚊がいたんですよ!!それも2匹!!
またも先生に愛銃をぶっ放してもらいました(爆笑)

んで今日骸が来たのは、利亜さんからのツッコミメールで美味しく頂いたから!
流用させていただきつつ、明日ももうちょい絡みたいと思いますぅvv
んでもって。はにぃの骸と絡むときは確実に骸は受けです。雲骸デフォ(笑)
とは言え、リボ先生は総攻め様なので、雲雀が来ても受けですがね!!!(爆笑)