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05.12.2009

口調バトン 5日目

骸が飛び出して行き(飛び出すほど勢いはなかったが)、ドアの前には間抜け面したツナが残った。
もしかしたら解って飛び込んできやがったのかと思ったが、顔を見てそうではないと解った。
解り易過ぎるぞ、お前…。
読心術なんて使う必要性もない。キスをしたら誰にでも愛があるとか言う理想論は何時捨てるんだか。
火遊び、なんて言い回しは古いが、ごく当たり前の事だろうが。

「えーっと…えーと、あの、リボーン…怒ってる?」
「どうして俺が怒るんだ。」
美味そうな獲物を逃がして残念だとは思うが、目くじらを立てるほどではない。
「そっか、良かったァ。」
へらりと何時もの馬鹿面を晒して、ツナは執務机に座った。
其処にいれば、それなりに威厳もあるように見えるもんだ。
気分転換にエスプレッソを淹れると言えばオレも!と喜んで挙手をする。
ついでに淹れてやって目の前に置けば満面の笑顔で受け取った。
「あ、そうだ!聞いてよりボーン!さっき帰ってくるときにどうしても喉が乾いてスーパーに寄ったんだ。」
「……コーサ・ノストラのボスがスーパーマーケット…?」
「そうそう、それでね。もう自動販売機でもイイやって事になってさ、獄寺君と買おうとして凄く驚いたんだ!」
「ほほー…あの獄寺の馬鹿にも一言言っておかねぇとな。これ以上品格落とすんじゃねぇってよ。」
「え?何で?まあいいや。その自販機のジュースって殆どが40円とかなんだよ!高くても80円とか!思わずいっぱい買いたくなったって。すっごいよね!」

「お前……」
目の前のにこにこ満面の笑顔を撃たなかったオレの忍耐に乾杯だ。

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今日は昨日の続きと、はにぃの愛のツッコミを交えつつ。ちゃんと日記(爆笑)
スーパーでいつも見なかったけど、偶々車を止めたらそこにある自販がそうですた。なにこれ?!40円のジュース売ってる!
しかも3台あるデカいの全部!採算合うのかしら…。