時代設定・登場人物 用語解説 はじめての方は是非ご一読ください! ♂×♂性描写のある回は裏収蔵となっております。 ソフトなものや、コトに至る直前までの話は★をつけて表に置いてあります。 あらすじの欄をご参照ください。 | |
裏・お知らせ |
第一部 | |
序 「春宵」 1 2 | 宝暦十一年、二十歳の高山藩士・溝口誠之進は、藩校時代からの盟友、櫻田右近とともに、江戸勤番についていた。越後から出てきた二人にとって、華やかな江戸の生活は刺激に満ちたものだったが、ある日、国許の藩主から誠之進に帰郷の命が下る。誠之進に秘かに想いを寄せる右近は、落胆を隠せない…。 メイン:誠之進・右近、じゅね度:ほのか |
壱の巻 「帰郷」 1 2 3 |
二年ぶりに故郷に帰った誠之進は、子細あって母の実家で暮らしていた藩主三男・三郎の守役を命じられる。三郎は御年九歳。自分のような若輩が、と戸惑う誠之進だった。しかし、この人事の背景には、将来の御家騒動の芽を摘むという、誠之進の父、上席家老・溝口主膳の意図があった。 大人たちの様々な思惑が渦巻くなか、九歳の三郎と二十歳の誠之進が出会う。 メイン:誠之進・三郎信尭、じゅね度:健全な時代小説… |
弐の巻 「薄紅葉」 123 | 誠之進が藩邸を去って半年が過ぎた。右近は癒し難い寂しさに捕われていた。国許から届く誠之進の便りは三郎の話ばかり…。口数が減り表情も沈みがちな右近に、右近の主、若殿の惣一郎が優しい言葉をかける。晩秋のある日、紅葉狩りの供をするよう命じられ、王子滝之川に出かけるが…。 メイン:惣一郎・右近 第3話★(全3話にまとめました) |
第二部 | |
参の巻 「早春賦」 |
明和二年、三郎、十三歳。城へ引き取られてから四年の月日が流れた。利発で元気な少年に成長する三郎。大名家の子息としては異例のことだが、誠之進の強い勧めもあって三郎は春から藩校に通うことになった。だが、誠之進の父、家老の溝口主膳はこれに難色を示す…。 メイン:誠之進・三郎、じゅね度:健全な時代小説… |
四の巻 「薫風」 12 |
入学から二ヶ月、友達もでき、順調に藩校生活を送る三郎。自分の藩校時代を回想しつつ、三郎が友人たちと戯れる姿を暖かく見守る誠之進。ある日、三郎が友人たちと裏の林で中食をとっていると、文庫(図書室)の裏手に二人の少年が現れた。人目を忍ぶ、何やらただならぬ雰囲気に、三郎たちは隠れて息を潜めるが…。
メイン:誠之進・三郎、じゅね度:脱・お子様の第一歩? |
五の巻 「夏木立」 12345 |
六月。藩主・結城因幡守信輝が江戸より戻る。右近も近習として同行し六年ぶりに故郷の土を踏む。誠之進と右近は再会を喜びあう。一方、三郎は噂に聞いていた『誠之進の親友』と初めて対面し、その美貌と才気、誠之進と互角以上に闘う剣の腕に圧倒される…。
メイン:右近・誠之進・三郎、じゅね度:三郎、健気受けへの第一歩? |
六の巻 「晩夏」 123455.5 | 七夕、盂蘭盆会…夏の行事が過ぎ行く中、右近が重大な密命を受けて帰郷したことが次第に明らかになる。いずれ訪れる、愛しい三郎との避けられぬ別れ、家老職を継ぐべき自分の将来が、誠之進の胸に重くのしかかる…。 メイン:誠之進・右近 じゅね度:うふふ。右近が健気かも…。★5話、5.5は裏収蔵となります。 |
七の巻 「桜花舞う」 12 | 明和元年/宝暦十三年(「六の巻」の前年)弥生、江戸。ふたたび巡りくる桜の季節に、誠之進の面影を追いながらも、自分に向けられる主・惣一郎の真摯な想いに、右近の心は揺れる…。 メイン:惣一郎・右近、じゅね度:危なくはないけど、しっとりした雰囲気 |
八の巻 「曼珠沙華」 12345 補遺1,2 | 明和元年、秋。主・惣一郎の借財の件で話があると、側用人の右近は両替屋商、天満屋の寮に呼び出される。証文を見せられ、金額の大きさに愕然とするが…。 メイン:惣一郎・右近、じゅね度:全体的に色っぽいと思ふ。5話★ 3、補遺1,2 は裏収蔵。 |
九の巻 「残月」 123 | 明和二年正月。年始御礼の江戸城登城に右近を伴う惣一郎。周囲から羨望の視線を浴び、上機嫌で新しい年を迎えた。ところが数日後、父・信輝公から新たな藩の人事を聞かされ…。 メイン:惣一郎・右近、じゅね度:しっとりと涙を誘います… |
第三部 | |
十の巻 「秋冷」 1 2 3 | 明和三年十月。上席家老・溝口主膳の信頼篤く、藩金流用の調査など御用繁多な日々を送る右近。だが一方で、仲睦まじい誠之進と三郎の姿に心乱れる…。 メイン:右近・誠之進・三郎 |
十一の巻 「小夜時雨」 123 | 霜月。藩校の同級生、内藤弥一郎に招かれ三郎は内藤邸を訪う。初めてゆっくり弥一郎と語り合い、父・帯刀とは異なる物静かで温和な人柄に好感を抱く。ところが、三郎の来訪を聞き付けた、叔父・嶺次郎が二人の前に怪しげな画集を持って現れ…。 メイン:誠之進・三郎 |
十ニの巻 「雪の華」 123 | 明和四年正月。三郎は十五歳になった。元服を再来年に控え、重臣の間で養子の話が囁かれ始める。三郎の元服は守役の役目の終りを意味していた。揺れる誠之進。三郎を可愛い、愛しいと思う気持は昔のままに─。だが、それだけではない危うい感情が誠之進の中に芽生えていた…。 メイン:誠之進・三郎 (第ニ話・湯殿のおまけが★かな…) |
十三の巻 「梅が枝」 123 | 如月。上席家老・溝口主膳が西の丸の屋敷に三郎と誠之進を訪ねた。事前の相談もなく、いきなり三郎に養子の話を切り出した主膳。誠之進は動揺し怒りすら覚えた。「あれほど優しかったのも、何もかも…お役目熱心ゆえだったのだな…」困惑する三郎を前に誠之進は…。 メイン:誠之進・三郎 (第三話★) |
十四の巻 「春雷」 1234 | 弥生。ようやく想いが通じ合った誠之進と三郎だが、幸せなふたりの行く手に内藤帯刀の陰謀が立ちはだかる。誠之進の失脚を恐れる右近は、三郎を養子に出して藩の安泰をはかろうと、懸命に誠之進を説得するが…。 メイン:右近・誠之進・三郎 |
十五の巻 「若紫」 1234 | 卯月。三郎の分家を実現させるべく根回しに忙しい誠之進。一方、「半知御借上」の影響で藩士の生活は逼迫し、藩校にも重苦しい雰囲気が漂う。ある日、稽古のため藩校道場を訪なった右近と、三郎ははからずも竹刀を交えることに…?。 メイン:誠之進・三郎・右近 (第三話★、第四話は裏収蔵) |
第四部 | |
十六の巻 「赤い月」 123 | 昨年洪水に見舞われた高山に今年は旱魃の危機がふりかかる。二年続きの凶作を懸念する重臣たち。昨年の水害で藩庫も米蔵も文字通り空になっていた。かくなる上は領内の商人から「御用金」を取り立て対策にあてるべし、との上席家老・溝口主膳の提案に、次席家老の内藤帯刀は…。 メイン:誠之進・三郎・右近 ( 第ニ話★一部裏) |
十七の巻 「磯貝」 1234 | 「御用金」を申し付けるべく、今町湊の商人との会合に出席する誠之進と右近。役目とはいえ久しぶりの誠之進との遠出に右近の心は踊る。だが、商人との交渉は思わぬ展開をみせ…。 メイン:右近・誠之進 |
十八の巻 「乱蝶」 123 | メイン:右近・帯刀 |
十九の巻 「花心亭」 123 | メイン:誠之進・三郎・右近 |
二十の巻 「寒露」 1234 | メイン:右近・ 誠之進 |
二十一の巻 「残菊」 12345 | |
二十二の巻 「雌伏」 123 | メイン:右近・帯刀 |
二十三の巻 「枯れ野」 1 | メイン:右近・誠之進 |
二十四の巻 「終章」 1 | メイン:誠之進・三郎 |